柏崎 海の花火

2011年07月26日 風の戯言


 娘等に視点が揺らぐ花火かな      草風 

 仕事でお世話になっている何人かのお客様と、何人かの気球の仲間達、そして何人かの社員たちとその家族。大勢の人たちに囲まれて今年も柏崎の花火を見ることができた。
 目の前の海中に弾ける花火たちを眺めながら、現実と遠い記憶の中の出来事のような、不思議な感じも味わった。
 10万とか20万人とか、大勢の人たちが歓声を上げ、拍手をし、ざわめいている。花火の、それも重量感もあり、華麗な海の花火に人は夢中になっている。
 最後の「市民一同」の花火の頃、堪えていた雨がそそっと降ってきた。「東北の人たちの涙だね」と女性社員の一人が呟いた、という。
 会場の出口のところで日本海太鼓のメンバーが「柏崎の四季-夏」だと思うが、心の籠った太鼓を演奏していた。「ありがとう!、頑張れ!」の一言と募金箱の足しを入れてきた。
 人はみな助け合って生きている。人間社会の「経済」とはそんなことなんだろう。ありがとう。いい1日だった。

 写真は創風システムと社員一同の奉納花火、「柏崎の花火は世界一」5寸玉10発+尺玉10発同時打ち上げ。