庭の小さな命

2011年08月30日 風の戯言


 左足の筋肉と腰に激痛が走り、「歳のせい」と半ば諦めていたが、忠告に従って整形外科に通い始めた。根性が足りない、自分を叱ってみたが、どうも精神論では片がつかなかったようだ。
 注射と飲み薬で痛みも薄らぎ、痺れもなくなり、膝に骨が擦り合うようなカクンカクンという音もなくなった。医者というのは大したものだな、と驚いている。
 10代の頃から続く「肩こり」も筋肉注射のお陰か、次第に柔らかくなり始め、倅が送ってくれた肩こり解消法の簡単な運動映像もかなり効いているようだ。
 少しづつ、本を読める時間が出来てきた。何よりも嬉しい。ただ、読んだ本の内容を少しも覚えていなくて、どの本も新鮮に見える。ただ、厄介なことは暫く読んでいるうちに内容を思い出すことだ。本は2回読むべきではない、という哲学を持っていると、この現実は衝撃的だ。

 庭のスイカ畑の葉にアマガエルが休んでいた。アブラセミやオニヤンマ、ウスバカゲロウ?が戻ってきていて何となく嬉しくなる。鯖石川の堤防を散歩しているとクロサギ?に出会う。警戒心が強く、近づけないが、別々の方角に飛び去る彼と彼女?が、どう連絡を取り合ってまた一緒になるのか不思議だ。携帯は持っていないはずだし…