高橋和子写真展

2012年10月13日 風の戯言


 高橋和子写真展が柏崎游文舎で開催されている。
 2回目でもあり、人を惹き付けて放さない魅力に富んだ写真が並んでいる。厳寒の北海道で、多分息を殺してシャッターチャンスを待っている姿が想像できそうだ。雪や氷の世界ながら、そこに暖かい息づかいが感じられる。人間の存在の哀しさを見透しながら、だからこそなのだろう、温もりが伝わってくる。良い写真だ。

 彼女とは同級生で、出生は50日しか違わない、今は柏崎市、合併前は南鯖石村、その元は石曽根村の行兼という戸数47軒という小さな集落の幼馴染み。
 彼女がアマチュアながらこんな写真を撮るようになるとは想いもしなかったけれど、贔屓目を離れても素晴らしい写真が会場を埋めている。
 多くの人達が、一枚一枚の写真の前で感嘆し、話し合っている姿が嬉しい。