緋桃の里

2013年05月04日 風の戯言


 庭のチェアで、星空を見るのが楽しい。
 明かりを消せば、満天の夜空に星が輝く。
 137億年の宇宙の営みのこの一瞬に、自分も生きているのだな、と思うと不思議な感動の世界に引き込まれてしまう。

 今日は天気も良く、庭の掃除、野菜の苗の植え込み、花の苗を公園前の庭に植えたり、大半は妻の仕事だが、午前中に念願の作業も終わり、午後から車を走らせた。
 みどりの日だから山を見て、花に囲まれた水源地のある河内集落を抜け、谷根の里に下りてみた。
 谷根一帯が緋桃の林の中にあるような、そこに住む人達の温かい心がそのまま伝わってくるような、そんな風景が拡がっていた。

 「たんね、
    いいね」 そんな看板があった。

 いい一日だった。