カサブランカ
多分、カサブランカだと思うのだが・・・、畑の柿の木の下に存在を誇っている。
カサブランカ・・・その花の名の響きは、と言うよりモロッコの都市の名、と言うよりはあの映画の余韻がまだ漂っているのだろう。ハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマンの、映画の筋は忘れたが、全体に流れる「空気」は、今も自分の一部になっているような気がする。
自分の中の古さに、何処とも知れず彷徨う時がある。
子供の頃からの劣等感と自己嫌悪がまた蘇り始めている。
柏崎は今、夏祭りの真っ最中。活発な前線の真下で、今日も夕焼けの下で神輿が賑やかだったのだろう。明日は大花火大会。晴れて欲しい。
カサブランカを想いながら、フランスの懐かしい音楽を聴いている。こんな時間も、またいいもんだ。