「人間は危急の立場に立たされると、必ず全身の反応が、いわゆる<ファイト・オア・フライト>(闘争か逃走)式の形をとって現われるものです すると内部に様々な変化が起こり、体に必死の努力をすることを要請したり、ときにはそのために障害をおこしたりする」
ゴルゴ13の「喪服の似合うとき」(1970.10作品)にそんなフレーズがあった。
刈入れも進み、空の色が淡くなり、秋を伝えている。
だけど、庭に蝉が戻ってこない。