小さな宇宙人と慈母観音

2015年06月16日 風の戯言


 妻にとってみると、自分の子供の子供、孫は特別な存在らしい。

 2人の子供が小さかった時、熱があるのに仕事に向かわなければならなかった心の痛みは、時折マグマのように吹き上げてくるのかも知れない。

 自分の母親の葬儀にも休むことが出来なかったことも、辛い思い出となっているようだ。

 だから、孫を自分の腕で抱き留めてやれることが何よりの幸福なのだろう。

 男には解らない世界がある。

 娘の2人の子供に纏わり付かれると、俺には向けたことの無い笑顔がそこにある。