ええじゃないか、ええじゃないか・・・

2017年12月17日 風の戯言


 NHK「きらっと新潟」に顔を出させて貰った。
 原発の町でいま何が 〜柏崎刈羽原発 全基停止5年の波紋〜

 今、原発論議は 「YES」か「NO」かに別れ、何故賛成なのか、何故反対なのか、何処が悪いのか、どうすればいいのか、全く噛み合わない状態が続いている。

 それは不幸だと思う。

 俺は経済の面から考える。
 今これから造るのでは無く、5000人の人達が働いている現状から見れば、この人達の雇用を守る観点から議論を進めるべきだと思っている。
 現在、新たに5000人の仕事を創り出すのは容易なことでは無い。5000人の生活、家族と子供達の未来を考えると、何とかならないのかと、熱く思う。

 反響がどうなのか、判らない。
 『テレビで見たよ』くらいで悪くは無いはずだが判らない。

 原発の問題で、古い活断層だとか、火山灰だとか10万年単位の地球の変動が議論の中心になっている。
 フクシマを見た者として、ノーテンキに構えることは出来ないが、これでいいのかなと思う。

 坂村健の目 「被ばく影響 科学会の結論」(毎日新聞)を読むと、健康問題を語るとき「呪術」と『医術』をゴチャゴチャにしているようだ、と言っている。
 科学的な結論が出ても無くならない不安、それを煽ろうとする言説が課題。マスコミに出来ることはまだあるはずだ。

 「ええじゃないか、ええじゃないか」と歌い踊り狂ってはいられない。