人は愛するに足り、真心は信ずるに足る。

2020年01月11日 風の戯言

文芸春秋2月号は「当り」だ。
興味深い記事が目白押しで、深い。

俺の本棚には数千冊の蔵書はあるが殆どが飾り物、所謂見栄だ。
だから読書人とは程遠いけれど、文字を追う楽しさは病気に近い。

2月号の中で澤地久枝がアフガンで亡くなった中村哲さんについて書いている。
彼の「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」には目頭が熱くなる。

記事の中で中村哲さんのお祖父さんが玉井金五郎だと初めて知った。
火野葦平「花と龍」のモデルであり、火野の父であり若松港沖仲仕「玉井組」の組長。
やはり腹の座り方が違うと思った。
因みに横浜IRに立ち向かう藤木さんも沖仲仕の親分。昔、世話になった。

文春2月号を読みながら元文春社長池島信平さんを思い出した。
お会いしたことはないが柏崎市久米出身。
越後タイムス吉田昭一さんの話の中でよくお名前は聞いた。
「座談の名手」、俺のことを吉田さんはそんな風に持ち上げてくれた。

写真は今日の午前中、長橋の池の白鳥。
彼らと約束をしたのでパンを買っていって、一緒に食べた。