何回目かの浅田次郎「中原の虹」に浸っている。
それにしても、この作家の人生を見つめる深さと温かさに読む度に感動する。
人間の底知れぬ哀しさと、だからこそ触れることの出来る人間の温かさ。
我欲に固まったトランプは、この温かさを知ることは無いのだろう。
ベランダの床下にハクビシンが済み始めたらしい。
窓下に来て、小皿をぶつけられても動こうとはしない。
動けないのかも知れない。
毛が抜け、背中に怪我をしている。
少しの餌ほやって、早く元気になって山に帰って欲しい。
安田駅裏の田圃が雪の下から出てきた。
もうすぐ春が来る。