山茶花が咲き始めた

2023年12月02日 風の戯言

夜空に帆とが瞬き、この寒空を南の飛行機が飛んでいく。
ご苦労なこった。

ガザの殺戮をテレビで見、古川英治「ウクライナ・ダイアリー」を読み始めている。
暫く書棚に飾ってあった本だ。
横村出「チェチェンの呪縛」と同じ匂いがする。
同じ朝日新聞の記者で、ロシアとプーチンを身近で見ているとそうなるのだろう。

宗教は疑問符の打ち止め、哲学を思考停止するところに繁盛する。
「自分が正しい」とすれば、他の意見は邪教になるのか。
「聖戦」で自分の命を神に捧げる・・・ある意味魅力的な世界だ。

墨子の「兼愛」が何故、世に受け入れられなかったのか。

暫く「ウクライナ・ダイアリー」に沈む。

山茶花が咲き始めた。
間もなく、樹を埋め尽くすような赤い花が咲くのだろう。