トリウム熔融塩国際フォーラム

2024年02月04日 風の戯言

トンネルを抜けると、そこはもう「春」だった。
みたいな感じで、関東平野には青空が広がっていた。
人が集まるわけだと、改めて納得した。

同時に、関東大震災が起きたらどれだけの被害が出るのだろう?
道路がメチャクチャになり、水道はメチャクチャになり、火事は燃え広がる。
人は逃げ惑い、崩れた家の下敷きになった人たちに、火が迫ってくる。

トリウム熔融塩国際フォーラム。日比谷図書館。
Google創業者ラリー・ページの兄、カール・ページ氏の講演に始まり
木下幹康理事長の「世界の熔融塩炉開発動向と日本の進むべき道」があった。

木下先生の講演が終わった後、司会からいきなり「柏崎の石塚さん、コメントを」名指しされた。
多少心の準備はしてあるが、手を上げるのと、いきなり指名されるのは大違い。
ドギマギしながら、支離滅裂に自分の想いと、次回は柏崎でとお願いし、会場の拍手を貰った。

会が終わって、原田元環境大臣に呼ばれ、10分程歓談させて貰った。
ビジネスのボスたちが動き出し、政治が動き出し、時代は動き出した。
アメリカで50年振りに建設許可が下りた。

ページ氏が言っていたように、安全で安いもの、それが時代の要求だと思う。

長いトンネルを抜けると、春の景色が広がる、そんな未来が少し見えてきた。