硫黄島からの手紙

2006年12月23日 風の戯言

 「硫黄島からの手紙」を観た娘が「ショック!」と語りかけてきた。同じ家に住み、同じ職場に通いながら会話する機会がそんなにあるわけではない。家庭で職場の話は厳禁だしそれぞれの生き方に異論があるわけではない。
 その娘が「たかだか60年前の話」でしかない日本とアメリカの戦争について質問を繰り出してくれることは嬉しいことなのだ。
 しかし、この戦争をどう説明したらいいのかよく判らない。戦後教育の中で「悪いのは日本」と教え込まれた身ながら、中韓の「歴史認識」を再検討していると本当にそうだったのかという疑念が湧き上がってきている。
 岡崎冬彦の言うように「かつてアングロサクソンに勝った国はない」のだから、リアリズムから言えば「歯向ってはならない」国に挑んだのは間違っていたのかもしれない。
 「しかし・・・」と思う。