法句経(ダンマパダ)
こんな教えがある。
「もしも愚か者が、
みずから愚かであることを知るならば、
すなわち賢者である。
愚か者でありながら、しかも自らを賢者だと思う人こそ
愚か者だといわれる」 六三
また
「愚かな者は、自分にありもしない尊敬を得ようと願う。
修行僧の間では高い地位を望み、僧院にあっては支配権を望む」 七三
「私は知っている」
と言う人には、教えてくれる人は現れない。
「自分は仕事が出来て、凄いのだ」
と言う人には、協力する人は現れず何時か必ず失敗する。
「私は正しいわけではない」
「自分はどこかで間違いを犯すかも知れない」
自分は愚か者だと気がついている人は、日々学ぶことが出来る、といわれている。
他人に「馬鹿だ」と言われるとムカッ腹が立つ・・・この矛盾が人間なんかな・・・。