春の雪景色

2009年03月28日 風の戯言


 高橋和子写真展が盛況に推移しているようだ。連日大勢の人たちが訪れてくれて、本人も柴野さん、霜田さんも笑顔が絶えない。深いところの本人の願いが表に表れているのだろうが、関係者や来訪者を仕合せ感が包み込んでいる。
 
 最近、身の回りでいろいろな事が起き、いろいろな事に関り、秒速30万キロの現実がぶっ飛んでいく。
 現実とは言え、手の届かない所の動きではあるが、世界経済崩壊と朝鮮半島の緊張は緩んだ皮膚にも、突き刺さってくる。経済の落ち込みと最近の右傾化は連動している。地政学的にハートランドの震動なのか、無関係ではないと思うがアメリカ・中国・ロシア+ニッポン。特に日本の国民感情の動きが急激だ。敗戦後の揺り戻しで、日本の自立志向と、そのことを危険視する勢力との拮抗が強さを増してきた。
 日本人のプライドを維持するために、これも至難な業なのだろうが、北朝鮮の核保有と運搬手段の完成は、当然日本の核武装論を刺激し、起き上がってくる。
 4月4日で、また日本が大きく変わる。

 写真は八石山の春の雪景色。朝の一瞬、幻想的な光景を楽しませてくれる。八石は仏の寝たる山なり。