明神の秋 (2)

2011年11月20日 風の戯言


 イチョウの葉を敷き詰めたこの風景は絶品である。
 この家の主人も過ぎゆく秋の風情を楽しんでいるのか、休日には車が止まっているのが見える。

 四季の中で、雪が近づくこの時期は案外好きだ。
 こんな風景を眺めていると、人の世の哀しさが見えるようで、自分が少し深くなったような錯覚に陥る。

 こんな風景が本当の日本の姿なのか、それを見て嬉しくなる。