板畑から

2013年05月26日 風の戯言


 野田から353号線を高柳に向かって走ると、藤の花が満開を迎えていた。
 家紋が「下がり藤」なので、何となく藤の花は好きだ。
 本当は、「月不見池」に行けば池一面の藤に出会えるのだろうが・・・。

 トンネルを抜けて、立派すぎる道路を上ると「板畑」に入る。段状に田圃が拡がっている。
 ただ、人影はなく、人の住んでいる気配は感じられない。多分、農繁期だけ通ってくるのだろう。

 田圃道を歩くと、小さな石像が目にとまった。

 石仏は俺に何かを語りかけていた。