梅雨?
九州では、早くも梅雨に入ったらしい。
ちと早すぎるんじゃないかい?
本格的な夏も近いのかも知れない。
夜、外に出ると裏の田圃から賑やかなカエルの恋の叫び声が聞こえる。
夕方から雨も上がり、滲んだような星の光も見える。
風もなく、物音はほとんど聞こえず、静かな我が家。
アメリカ政府をムーデイズが格落ちさせようが、鯖石では平和な毎日。
ウクライナもガザも、欲の塊が平気で人殺しをしてるけど・・・罰当たり奴!
鯖石のような、こんな平和な日々を、早くあの人達にも返してやって欲しい。
戦争経済はGDPを引き上げるのかも知れないが、人間の幸福を主題とした「超GDP]を破壊している。
たった一度の人生を、滅茶苦茶にする権利は誰にもない、ハズだ。
もいしゃれ
もいしゃれ。
焚火の燃えカスのこと。要は「もう用の無いもの、役に立たないもの」
「カラスがなぁ な(お前)ことなぁ もいしゃれだと言うたーぞ ♪
子供の頃の悪ガキ共が、末っ子の俺に対する最大の侮辱のハヤシ言葉だった。
泣いて帰れば兄たちに怒られ、仕返ししなければ「もいしゃれ」になってしまう。
「てめえら見ていろ!」俺は兄の鉄砲に手を懸けた。「おい、それだけは止めろ!」
でも兄は、俺が中学2年生の時、晩酌を教え、本物の猟銃を買ってくれた。
昨日、久し振りに調子出して酒飲んでしまった。
たったお銚子2本で、今日はこの体たらく。
まったく「もいしゃれ」のような一日になってしまった。
新聞読むでもなく、テレビ見るでなく、節子の墓の前でボーとしている。
邪険にされてもいい、早くそっちに行きたいよ。
明日になれば、また天下国家を口汚く罵る俺に戻れるのだろうか?
藍沢南城先生 お墓
藍沢南城先生のお墓に行って来た。
お線香も花も持たずに、ただ写真を撮って来ただけ。
「南条村」を人生の腹の底に置いた自称弟子としたことが・・・・。
実は、もう暫くお参りもせずにいたので、道すらも朧気になっていた。
多分、墓守をされていた藍沢浩さんが亡くなり、道もお墓も草茫々で行けないかも知れない・・・そんな思いで山に入ったのだけれど・・・。
柏崎は何もない町です、アッタカサンズンは得意げにそう言う。
かつて、南城塾三余堂は広く県内の地主階級の子弟に「三余」を教えたと言う。
農村経営者に、単なる知識ではなく、生れ乍ら使命を持った人たちに「徳」の教育をしたのではないか、そしてそれこそが「本当の教育」だったのではないかと俺は思う。
AIをどう使うか?
単なる知識の羅列を有難がるバカドモの大量生産になると、悲しい。