神々の古里 朝6時

2024年09月05日 風の戯言

暑い・・・暑い・・・もう9月なのに・・・
でも、朝夕は凌ぎ易くなった。
朝日の昇る前、爽やかな風に吹かれて、庭での朝寝が気持ちいい。

も少し早いと、遊び疲れた妖精たちが賑やかに塒に戻って行くのに出会う。
八石山の澤の奥に、切り立った崖の奥に彼らの塒があるらしい。
脚が昇ってくると、妖精たちの暫しの社交場は、人間達の稼ぎ場に貸せることになる。

妻の節子も妖精たちの仲間になって、今日も遊びに行ったまま戻ってこない。
やっと自由になれたのだ。
今日も、友達が探しに来ていたよ。

天国に一番近い村

2024年09月04日 風の戯言

鯖石から高柳に抜ける川西線-252号線の西側を走る山間の道が好きだ。
宮平を過ぎて笹崎から旧石曾根村の幾つかの集落の山側を走る。
自分の生れ在所でもあるので、浅田次郎の「母の待つ里」のような香りが漂う。

夕方6時になると、市のチャイムで「夕焼け小焼けで日が暮れて♪」が流れてくる。
今の日本が忘れてしまった本ものの童謡が、まだこの辺の村には生き続けている。
朝6時には、朝の読経が終わった周広院住職が撞く鐘の音が村に眠りを起こす。

「そうか、節子はもういないのか・・・」
やっと、悔いの山の中に現実が見えてきた。

「ほんとに、節子はもういないの?・・・」

セッちゃんはね・・・

2024年09月03日 風の戯言

セッちゃんはね、節子と言うんだホントはね
だけどみんなで「セッちゃん」と呼ぶんだよ
嬉しいね セッちゃん・・・

まだボロボロだ・・・

「百年の孤独」

2024年09月02日 風の戯言

話題の「百年の孤独」が届いたのでページを捲り始めた。
いきなり、得意の妄想の世界に入り、頭がクラクラする。

妻は風になってしまい、今日も友達のところで話し込み帰ってこない。
友達も多く、仲良したちと話は尽きないのだろう。
入院している間は、みんなに会えなかったんだもんね。

ゆっくり、いっぱい話して来な。

待ってるよ。

そうか、妻はもういないのか?

2024年09月01日 風の戯言

そうか、妻はもういないのか!(1)
写真は2016.9.9 妙高アパ・リゾートにて

そうか、妻はもういないのか!(2)
写真は2016.11.19 加納自宅での結婚記念日 ワイングラスが救い !