東京の梅
寒さに震えていると、「角さん」を思い出す。
「皆しゃん、いいかね、新潟だけ雪が降って関東は晴れているなんて、こんなバカなこと何時までもやってられんのですよ、そうでしょ!
わたしゃね、三国山脈を削って平らにしてね、雪雲を関東まで出稼ぎに出してね、東京にも雪降らせてやるんだ!
越山、てのはそうゆう事なんですよ、みなしゃん!」
角さんの演説は何時聞いてもわけわからんが、納得してしまう。
気が付けば、列島改造論を人に説き、徒党を組んで目白に押し掛けていた。
表日本、裏日本、なんて言葉にムカつき乍ら、やり場のないマグマを抱き続けていた。
日本列島を海面1000m位の地下でスライスし、時計の針みたいにクルクル回したらどうだ!
己の馬鹿さ加減を丸出ししてみたが、無理だんべ!
東京から梅の葉の写真が届いた。
明日から小千谷風船一揆、3連休大雪予報。
どうしてくれるんだ!
関西、関東全国から、雪の中でもいい、美味い新潟の酒飲みに来てくれるんだ。
世界で初めて、てっぺんに大雪積んだ熱気球のレースが始まるよ!
禅とAIと・・・
情報とは言葉により「あるもの」を共有することだと思っている。
「情報」とは「情けに報いる」ことだと言っていた人もいたが・・・
「人生を左右する分かれ道を選ぶ時.、一番頼りになるのは、何時か死ぬ身だと知っていることです」
ジョブズは、有名なスタンフォウド大学卒業式での講演でそう言ったという。
「人は死ぬ」
当然のことだが、意識していることは少ないのかも知れない。
そして、全てのもに「命」があり「死」があることを知ることを「愛」という。
知らんけど。
人に、何かを伝えようとした時に、厄介なことに「嘘」が多くなる。
「真実」あるいは「真心」を伝えようとした時に、それが「真実」であるという「証拠」はない。
言葉を嗅ぎ分ける力、それを「直感力」と俺は呼ぶ。
言葉では、伝わらない「真実」を「AI]はどう伝えるのか?
空が暗くなってきた。
今夜辺りからまた荒れてくるのか・・・さぶっ!