雨燦燦と大地に浸みて

2025年08月12日 風の戯言

恵みの雨が鯖石を濡らしている。

7月は0.5ミリしか降らなかったという乾いた大地に浸み込んでいる。
長い習慣で、鯖石川の流れる水の量や色を見ているとお天気が読める。

土方時代、お天気は職業左右し、特に雨は今日の仕事に直結していた。
一日雨量が40m/mを超えるとづなるか、何を準備しなくちゃならないか。
災害は自然を舐めたら、完全にやられる。

自宅を建てる時に、真っ先に選んだのは子供を放牧できる環境だった。
仕事と遊びが楽しくて、子供を放し飼いに出来る場所選びを優先した。

そして
洪水の心配が無い事。
土砂崩れの危険が無い事。
交通事故の心配が無い事。
保育所が近い事。
学校は尚の事。
農協が近い事。
雪が降っても除雪が出来る事。
酔っぱらって奇声を上げても隣から怒鳴られない距離確保。
将来、屋敷を拡げたいときに隣接地を強奪出来る事。
女房が畑を楽しめる事。
等々・・・。

交通信号もない事が大事な要件だった。
だって、俺が来るまで走っているのに「止まれ!」とは何事か!

まだあった。
店が近い事。
床屋が近い事。
医者が近い事。
お寺が近い事。

駐在所も隣から越してきた。

郵便局が無かったから、隣の与板から越して来て貰った。

何か文句あっか?

山の日、だと!

2025年08月11日 風の戯言

かたつむり そろそろ登れ 富士の山    一茶

目指すは日本一の山 富士の山
だけど、俺はカタツムリ、根っからのザイゴモン。
ゆっくり、少しづつ、上を目指す。それしかないし、それがある!

だけど、カタツムリはもう歳だ! 急げ!

飛ばすぞ!

せっちゃん 一回忌

2025年08月10日 風の戯言


子供と孫たちだけでせっちゃんの一回忌を無事終わらせた。
なにか、遠くなった気もするけど、安心して眠ってて欲しい。

嫁探しは暫くしないよ。

長崎 80年

2025年08月09日 風の戯言

ガードレールの支柱の上で、アマガエルが落ち込んでいた。

俺は何してるんだ?
カエルとは一体何なんだ? 
俺はどう生きたらいいんだ? エツ ?

考えれば考えるほど、落ち込んでしまう・・・。

長崎に虐殺用原子爆弾が落とされて80年。
原爆による死者は7万4千人、重軽傷者は7万5千人、約14万9千人が被害を受けたという。
悲しむべきは続き、その被爆者が差別を受け続けた、と言う事。

ヒバクシャ と言う言葉の重さがやっと少し解った様な気がする。
「一億総玉砕」を叫んだ戦争指導者たち、日本の犠牲者は310万人と言うけど
「ヒバクシャ」は含まれるのか、何処までの「数」か分からない。

死者数は世界全体で約5,000万~8,000万人、うち飢餓や病気による死者が1,300万~2,000万人という。

意地、みたいなものの行き着く先はそこなのかい?

そして80年。

蝉が覗き見

2025年08月08日 風の戯言

夕方になるとせっちゃんが帰ってくる。

帰って来て、ニコニコしていている。
やはり、この家が好きなんだろうと思う。

朝、蝉が家の中を覗き込んでいた。
網戸にしがみ付いて・・・失礼な奴だ!

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