徳田虎雄 逝く
徳洲会病院創設者 徳田虎雄さんに1回だけお会いしたことがる。
コラソン・アキノ大統領就任1周年の記念イベントの時だから1987年だったと思う。
60万人が集まったというマニラの「エドウサ革命の祭り」にお祝いの信州大学の気球を上げ、俺たちは完全にぶっ飛んでいた。
祝賀会ではアキノ大統領、シン枢機卿、ラモス参謀長ら革命の主要メンバーの直ぐ近くに紛れ込んでいた。
ホテルに戻っても熱気は冷める筈もなく、このイベントの支援者である徳田さんの部屋に押し掛けた。
7,8人の取り巻きとくつろいでいた中に割り込み、学生たちに混じり自己紹介した。
「身内に医者が多く、皆の話を総合すると徳田虎雄は悪い男だという。こんなチャンスはないので、本人を見に来た」
「この野郎!」なんて笑いながらの酒飲んでいると、「そうだ、悪い奴なんだ!」と取り巻き達の爆笑。
こんな人たちに囲まれている徳田虎雄が大い好きになった。
AI と 棒読み君
春早い頃だったか、新聞に「国会答弁書をAI で」なんて馬鹿な記事が出ていた。
神聖で重要な自分の職務を、AI如きに任せるのか?
AI に書かせた「答弁書」を、こともあろうに一国の総理が「棒読みするのか?」
「AI」は人間によって造られた人工知能であり、それ以上のものではない。
人様から「信頼」を貰うときに「AI」なんて有り得ない。
何故なら、「AIの言葉」には「熱い血潮」の沸騰がないからだ。解る?
人間の言葉は、思い、悩み、迷い、血反吐に塗れてきた「言葉」だからだ。
人に、自分の想いを伝えるなら、人間の言葉でなければ、どんな人にも伝わらない。
軽い、AIみたいな言葉は、人の心に浸みこむエネルギーがないのかも知れない。
昔、宇宙人と話してみたが、奴らの方が「ハート」が繋がる・・・。
俺が言うんだから、間違いないけど・・・。
写真上は 浦浜から佐渡を望む。よく見ると海岸で遊ぶ子供達が見える。
下は 同じ浦浜から原発が見える。
この浜から蓮池さん達は拉致されてしまった。
AI と 般若心経
最近、「AI]とどう付き合うか?考える事が多くなった。
コンピューターが人間の人間の知能を超える、いわゆるレイ・カーツワイルの「2045年問題 シンギュラリティ」に向かって現代史がどう動いてゆくのか、は興味深い問題であり続けた。
そんな折、「Chat GPT」が急激に脚光を浴びてきた。
「Chat GPT」は便利に使っている。
但し、mailを代筆させるほど横着ではない。
人は「言葉」で考え・思考し、言葉で行動し、言葉で反省し、言葉で失敗を乗り越えているからだ。
だが、はたしてそうか?
自分の欠点として「考える前に行動」してしまうことが多い。
他人には、「陽明学では知行合一」と言う、俺は常に先を考えている、とカッコウつけて開き直っているけれど。
「感情と科学」あるいは「宗教と科学」、あるいは「夢と算盤」
アインシュタインは「科学なき宗教は盲信であり、宗教なき科学は欠陥である」
ワインバーグ博士は「トランス・サイエンス」ー科学に解決を求める事は出来るが、科学では解決できない事の方が多い。
人間の行動は理知的ではない、計算ずくめではないことが多い。
だから人間は素晴らしいのだが・・・。
感情とは何か?
トンイ&般若心経
この程度では心配ないけど、心臓がうまく動いていないようだ。
暑い日が続いたからだろう。
元土方としては情けない。
そんな訳で、ノメシコキを決め込んで家に閉じ籠っている。
やることはスズメ達と遊ぶこと、コバエと闘うこと、そしてテレビを見ることに限られる。
面白いのは韓国ドラマ「トンイ」。
「水戸黄門」みたいに安心して観てられないけど、それがまた堪らない。
韓流ドラマ初心者としては途中の七転八倒、じゃない、ドンデン返しの連続で、しかも刑事ドラマより臭くない。
賤民出身王女候補と殿様の恋物語∔家臣の裏切りや清国とのトラブルがあったりで、バカが釘付け!
その上、止せばいいのに玄侑宗久「般若心経」を持ち出し、ウンウン唸っている。
般若心経も修証義も子供の頃から馴染んでいる。
ただ、経文を諳んじても意味が支離滅裂で「色則是空、空則是色」だの「生をアキラメ、死をアキラメ・・・」だのとなんのこっちゃ解らぬママに魅力的ではあった。
玄侑宗久の本、なんと20年も本棚に眠っていた。
何か、新しい発見がありそうだ。
人間にとっては「合理的知性」と共にも一つ「モヤモヤーーと」したものがある。感性とか悟りとか自分の言葉にならないXXXX・・なんだべー?