初雪

2017年11月19日 風の戯言


 昨日、キューピットバレー『あれから30年』のお祝いに花束を届けてきた。

 安塚町役場から物産館、キューピットバレーを結ぶ通信回線に知恵を絞っていたあの頃を思い出し乍ら車を走らせてきた。
 今考えると『うそーっ!」みたいな話なんだが・・・。
 現在、社長を務めている石田さんとそんな話をしてきた。

 そして今日は初雪。
 庭も白くなったから、これがホンとの初雪。

 頸城の山も、まだ紅葉が美しかったが・・・
 やがて温かい大地を褥に暫しの眠りにつくのだろう。

『誤診祝い』

2017年11月17日 風の戯言


 昨日朝、窓の外では綿雪が降っていた。

 幸い、ホンの一時(いっとき)だったので積もりはしなかったけれど、八石山は白くなっていた。

 夕方、柏?商工会議所70周年大会が催された。

 講演は勝間和代氏の「エネルギーは食と同じく重要」なんてテーマの東電ドッコイショの講演。
 知的女性特有の早口で何が言いたいのかシッチャカメッチャカの『お喋り』。本論を外れ、枝道から迷路に入り込み、慌てて戻る馬鹿丸出し。これで人を説得しようなんて、何考えているのだろう。
 もっと真剣な議論が必要だ。

 無駄な時間に嫌気がさし、その後のパーティで些か飲んでしまった。

 途中で逃げ出し、友人の「誤診祝い」に駆けつける。
 でも、8時台に代行に乗るなんて、石塚修も壊れてきたなぁ・・・

空海の風景

2017年11月15日 風の戯言


 姉の葬儀も無事に終わり、久し振りに親族皆が集まり、賑やかな別れの会になった。間もなく、あの世で皆が又会えるのだろう。

 「空海の風景」を読み直している。

 身も蓋も無い言い方になるが、人は死ねば土に還る。
 最近は骨だけになり、生きていた面影も無い。

 自分の葬式はドンチャン騒ぎを企てているが、もう少し詳細な企画書を作成し、関係者と契約書を交わしておかなければならない。印鑑が大切なのだ。違反者が出た場合に供え、弁護士とも詰めておかなければならない。楽しみだね。

 宗教が何故必要なのか、考え続けている。
 午年なのに「イノシシ型」の自分には「慎重に」、とか「よく考えて」行動する事は皆無で、思いついた時にはもう動き出している。後ろには「悔悟の山」が聳えているが、時間は戻らない、ヤッチャツタら仕方が無い、終わったことはどうにもならない。明日は晴れているのかも知れない。そんなとこ。

 宗教とはそんな単純なことでは無く、もっと深い意味があるのだろう。

 だが、誰もそれを説明してくれない。

 「有り難いお経」は一つの音楽であり、生き残った人達に勇気も知恵も伝えては居ないのでは無いか ?

 空腹に耐えて、山道を歩くことでしか得られないものかも知れない。

スマナサーラ

2017年11月12日 風の戯言


 未来予測の中である程度確定的危機なのは
  ? 1000兆円を超す負債の償還
  ? 減少する若者の就労人口の対策
  ? 30年後までに70%の確率で起きる関東大震災への対策

 全てはこの問題を、どう解決するか、何時までやるか が殆ど議論されていない。マスコミも猟奇的な事件の詳細、アホ番組に精力を注ぎ、日本国の、従って自分達屋家族の生活の根底の問題に対して、幕末の「えーじゃないか、えじゃないか」と踊り狂った民衆と変わらない。

 冗談ではなく、本気で考える人達は居ないのだろうか?

 姉が逝って、陰鬱な日が続く。
 夢の中は、通常の生活の中で、あり得ないトラブルに苦しめられている夢が続く。なんか、もう少し純愛の発展した夢を見させて貰っても良さそうなんだが・・・。

 90歳になる三姉に花を持っていった。
 彼女の家は去年から今年に掛けてバタバタと死去し、半ば呆然としている。それでも若かった時や、初めて東京に遊びに来た時の話を、繰り返し楽しそうに話している。横浜の下宿に、仲兄が家族に内緒で九州から居候しに来た時の話は、東方が忘れてしまったリアリティを持って話し込む。仲兄とも、あの時に慌てた様子は、今も大笑いの中で繰り返す。

 多分、柏?では一番仲の良かった7人姉兄弟は、少しづつあの世に旅立っていくのだろう。
 この世が仮の世で、あの世が真の世だとも思えないが、皆が一番幸せだった頃の姿で会えるなら、最高なんだと思う。

 A・スマナサーラの本を読み直していると、キリスト者である渡辺和子の「置かれた場所で咲きなさい」と言う言葉が、仏陀の初期の言葉を伝えるというテーラワーダ仏教会の事派と重なってくる。

 批判だけをしている人が居る。
 アメリカから比べれば日本はダメだ。なっていない。
 東京に比べれば柏?は問題にならない。

 いろんな不平を言うことが自分を高めると勘違いしている。

 その時、自分で出来ることをする。 そうなんだと思う。

姉の旅立ち

2017年11月09日 風の戯言


 姉が旅立った。

 96歳。

 7人の兄弟姉妹のうち、3人が父母・祖父母の元に帰った。

 義兄も2人混じって、迎えているのだろう。

 実家のお墓では、賑やかな話し声が聞こえていた。

 寂しい、と言うより、何か羨ましい気持ちになった。