『誤診祝い』
幸い、ホンの一時(いっとき)だったので積もりはしなかったけれど、八石山は白くなっていた。
夕方、柏?商工会議所70周年大会が催された。
講演は勝間和代氏の「エネルギーは食と同じく重要」なんてテーマの東電ドッコイショの講演。
知的女性特有の早口で何が言いたいのかシッチャカメッチャカの『お喋り』。本論を外れ、枝道から迷路に入り込み、慌てて戻る馬鹿丸出し。これで人を説得しようなんて、何考えているのだろう。
もっと真剣な議論が必要だ。
無駄な時間に嫌気がさし、その後のパーティで些か飲んでしまった。
途中で逃げ出し、友人の「誤診祝い」に駆けつける。
でも、8時台に代行に乗るなんて、石塚修も壊れてきたなぁ・・・
空海の風景
姉の葬儀も無事に終わり、久し振りに親族皆が集まり、賑やかな別れの会になった。間もなく、あの世で皆が又会えるのだろう。
「空海の風景」を読み直している。
身も蓋も無い言い方になるが、人は死ねば土に還る。
最近は骨だけになり、生きていた面影も無い。
自分の葬式はドンチャン騒ぎを企てているが、もう少し詳細な企画書を作成し、関係者と契約書を交わしておかなければならない。印鑑が大切なのだ。違反者が出た場合に供え、弁護士とも詰めておかなければならない。楽しみだね。
宗教が何故必要なのか、考え続けている。
午年なのに「イノシシ型」の自分には「慎重に」、とか「よく考えて」行動する事は皆無で、思いついた時にはもう動き出している。後ろには「悔悟の山」が聳えているが、時間は戻らない、ヤッチャツタら仕方が無い、終わったことはどうにもならない。明日は晴れているのかも知れない。そんなとこ。
宗教とはそんな単純なことでは無く、もっと深い意味があるのだろう。
だが、誰もそれを説明してくれない。
「有り難いお経」は一つの音楽であり、生き残った人達に勇気も知恵も伝えては居ないのでは無いか ?
空腹に耐えて、山道を歩くことでしか得られないものかも知れない。
スマナサーラ
未来予測の中である程度確定的危機なのは
? 1000兆円を超す負債の償還
? 減少する若者の就労人口の対策
? 30年後までに70%の確率で起きる関東大震災への対策
全てはこの問題を、どう解決するか、何時までやるか が殆ど議論されていない。マスコミも猟奇的な事件の詳細、アホ番組に精力を注ぎ、日本国の、従って自分達屋家族の生活の根底の問題に対して、幕末の「えーじゃないか、えじゃないか」と踊り狂った民衆と変わらない。
冗談ではなく、本気で考える人達は居ないのだろうか?
姉が逝って、陰鬱な日が続く。
夢の中は、通常の生活の中で、あり得ないトラブルに苦しめられている夢が続く。なんか、もう少し純愛の発展した夢を見させて貰っても良さそうなんだが・・・。
90歳になる三姉に花を持っていった。
彼女の家は去年から今年に掛けてバタバタと死去し、半ば呆然としている。それでも若かった時や、初めて東京に遊びに来た時の話を、繰り返し楽しそうに話している。横浜の下宿に、仲兄が家族に内緒で九州から居候しに来た時の話は、東方が忘れてしまったリアリティを持って話し込む。仲兄とも、あの時に慌てた様子は、今も大笑いの中で繰り返す。
多分、柏?では一番仲の良かった7人姉兄弟は、少しづつあの世に旅立っていくのだろう。
この世が仮の世で、あの世が真の世だとも思えないが、皆が一番幸せだった頃の姿で会えるなら、最高なんだと思う。
A・スマナサーラの本を読み直していると、キリスト者である渡辺和子の「置かれた場所で咲きなさい」と言う言葉が、仏陀の初期の言葉を伝えるというテーラワーダ仏教会の事派と重なってくる。
批判だけをしている人が居る。
アメリカから比べれば日本はダメだ。なっていない。
東京に比べれば柏?は問題にならない。
いろんな不平を言うことが自分を高めると勘違いしている。
その時、自分で出来ることをする。 そうなんだと思う。