忘却の引揚げ史

2017年10月23日 風の戯言


 伊勢湾台風並と言われた超大型台風21号も無事通過したようだ。事前の台風進路予測を見ると、柏崎は何故か何時もストライクゾーン。元土方として気持ちが楽じゃない。今朝は久し振りに菜っ葉服で出勤。この方が落ち着く。

「亡国の引揚げ史」を眺めている。
 敗戦の裏側で忘れ去られた「二日市保養所」の歴史を、インカ遺跡発掘の文化人類学者泉靖一が書き残している。

 敗戦時、海外から引き揚げてきた日本人は軍人353万4千人、一般邦人306万6千人、合計なんと660万人と言われている。1945年の日本の人口は沖縄の人を入れて7260万人。おおざっぱに日本人の1割近くが海外に出ていたことになる。

 「二日市保養所」は満州からの引き揚げ者で、ソ連兵に乱暴されて身籠もり、ここで手術を受け、水子達が葬られていたという。

 過去を知ると、居たたまれなくなるほど悲しい歴史が見えてくる。

 おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉    芭蕉

ウンチの哲学

2017年10月22日 風の戯言


 秋深し隣は何をする人ぞ。

 我が身より離れ、トイレに漂うウンチを見詰めながら、この妙に近親間のある物体に魂を奪われる。

 クチからケツまで、魔の洞穴をただ流れ下る。

 つい先程まで、同じ地球上で命を繋いできたもの達を、「戴きます」も言わず「うんめえのぉ」なんて・・・。

 NHKスペシャル ディレクタ−に聞く。
 「ビッグデータ」と「「AI」のこれから

 タイトルに引きずられて、NHK文化センター新潟教室まで出かけてきた。久し振りのドライブは快適で、耄碌をしてたことはスッカリ忘れてしまった。

 とかろがどっこい! そう簡単に行かないのが俺の人生。

 会場で待っていても、セミナーは始まる気配がない。

 ヘェー、都会ってノンビリしてるんだ !

 時間になってアナウンスがあり、講師が昨日から行方不明だと・・・。
 NHKもやるねぇー!

 今日は雨の中を43回目の「鯖石ロードレース」

 絶好の秋日和あり、霰の降る年もあり、今年は台風の前日。

 そして今日は、訳の判らない衆議院選挙。

 様々なことがあって、秋が行く。

風になれ!

2017年10月18日 風の戯言


 「どんなことでも、情熱をもって事に当たれば、人を動かし、現実を動かすことが出来る」

 新幹線の中で読んだ沢木耕太郎の一節である。

 批判からでは何も生まれない。まず、自分で動くことなんだろう。

 「AI」を活かした町作りが出来ないか。

 最後っ屁になるのかも知れない。もう一度、風になってみよう。

「楽しい酒を飲むためにだけ生きろ !」

 それだけだ。

秋祭り

2017年10月15日 風の戯言


 ビックリしたなぁ・・・

 いやね、家の親分から「秋祭りにはお祓い受けてね」との指令があったので、取りあえず「はい、はい」と聞いていたのだけれど、ふと「何でだろう?」と疑問符が付いた。
 直前に質してみたら「喜寿」の祝いだとか・・・!

 いやいや、数珠を持っていくべきだったかな。

LA PORTA BLU (ラ ポルタブルー)

2017年10月09日 風の戯言


高本さんの葬儀の後、腑抜けのようになってしまった。

 彼にはモンゴルの飛行に連れて行って貰い、自分の人生の中で誇らしい記憶となって残っている。

 ウランバートルの人民広場から、チンギスカンホテルからと二回のフライトが出来た。

 イギリス、ドイツ、アメリカ、カナダ、そして日本。

 なんか、訳が判らないけど素晴らしい旅だった。

 
 この連休、愛ちゃんとデートしてきた。五中の三年生。
 愛ちゃんは中鯖石で一番親しくしていた友人の遺児?孫。
 母親は倅の幼馴染みの同級生。

 3人で刈羽の「とおりんぼ」で食事したり、野積の「ラ ポルタブルー」でお茶したり、素敵な半日だった。

 店の海岸沿いに松林があり、散歩道もあるという。
 早速、徘徊しに来なくては・・・

 海の向こうに佐渡が間近に見え、ここはいいとこだ!