閻魔市

2017年06月13日 風の戯言


 柏崎市 夏の風物詩 閻魔市が始まった。

 ここ暫くは、あの市でごった返す通りには行っていない。

 昔、兄に連れて行って貰って映画を見て、盛来軒のラーメンを食わして貰い、仕上げにパチンコ屋につれて貰ったら、世の中にはこんな楽しいことがあるんだ、と驚いた記憶がある。

 実家は南鯖石の山の中、周りは山と畑と田圃だけ。
 閻魔市の人混みは、違う惑星の出来事のようだった。

 当時の兄は柏?高校生、罰紺なんてして良かったのかなぁ・・・

静かな町へ

2017年06月10日 風の戯言


 5月12日、柏崎日報の一面に出した「意見広告」は静かな拡がりを魅せている。

 多々問題はあるけれど、原発再稼働には東京本社を柏崎に移せ、との声が拡がり始めている。

 簡単ではないが、東電の本気度を確かめている。

没法子 (メイフアーヅ)

2017年05月28日 風の戯言


 浅田次郎の清朝末に題材を得た「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」「中原の虹」「マンチュリアン・リポート」そして第5部「天子蒙塵」が面白い。

 この作家の構想力と言葉の豊富さに目眩がする。

 「天子蒙塵」

 暫く楽しめそうだ。

 没法子 (メイファーヅ)とは「どうしょうもないね」というあきらめの言葉。

 「どんなに辛くても決して没法子とは言わず、運命に逆らい続ける勇気を。さればこそ虫けらでなく人間なのだと」
 
 主人公に西太后が語った言葉として文中に出てくる。

 

「共謀罪」を政府要人に

風の戯言


 何やら世界中のトップが信頼出来なくなって来た。

 政治家を志す「哲学」がボロクズ扱い。

 マックス・ウェバーの「職業としての政治家」を読み直す必要がある。武士道や儒教や騎士道なんてのもあったろうに。

 国会劇場ではアベとかカンとかの詭弁達者が、野党の有象無象を蹴散らかしている。信頼が音を立てて崩れ去っていく。
 政治の民定の「信頼」がなくなったとき、心の廃墟が広がってしまう。

 切腹と暗殺がなくなってから久しい。

 大切な政府の記録紙が黒塗りだったり、無くなっていたり、破棄したりで、「文書」に対する危険が暴発している。

 ドナルド・キーンの(作家の日記を読む)「日本人の戦争」を読んでいる。戦後書かれた「追悼記」的なものではなく、作家や故人が「日記」の形式で書かれた同時代史。

 思いも寄らぬ高菜ものが埋まっている。

 写真は「夢の森公園」のトイレに巣を作ったツバメのオヤジ。
 

後期高齢者 壊れ物につき取扱注意

2017年05月24日 風の戯言


 待ち望んでいた「後期高齢者」になれた。

 なんと嬉しいことか !

 「放置国家日本」は老人には喧しいくらいの世話をするらしいが、構わないでおいて欲しい。やっと自由になれたのだから。

 最近、AI(人工知能)を考えていると「人間とは何か」わ考えざる得なくなる。そして「人生とは何か」も。

 人間だけでなく万物は生まれ、そして消滅する。

 万物の中で己の生死を思い煩うのは人間だけなのだろうが、「人生とは何か、如何に生きるべきか」なんて考えることは無駄なことだ。

 人間は、納得しないままに生まれ、未来に確実に来るであろう死について、生命保険に擬して思い悩む。アホか?

 何時か来る、それは明日かも知れないし、嫌になるほど先かも知れない。

 確実なのは今日、或いは「たった今」だけしか無いのだろう。何て言っていて、来月の旅行を楽しみにしていたりする、やはりアホだ。

 唯酒論の立場から言えば
  1.少しの酒を変える金があればそれでいい。
  2.一人酒もいいけれど、仲間があれば一番いい。
  3.語り尽くせぬ知識と話題があれば、何時昇天してもいい。