空海
もう、12月になるんだな。
「明治維新という過ち」以来池上彰、佐藤優の「新・戦争論」、「大世界史」、半藤一利の「もう一つの「幕末史」」を読んでいて「歴史」というものが少し判ってきたように思う。
73歳を過ぎて、今更何を言うかバカヤロー!、って思いだけれど、またやっと・・・いや自分の人生で初めて少し本が読める世界に戻ってきた・・・そんな感じが嬉しい。
今は高村薫の「空海」に浸り始めている。
素直に宗教が信じられず、曹洞宗に何かを感じていたのだが、「空海」を読みつつ真言の世界がチラチラし始めている。
言葉にならぬ世界を、やはりその世界を一人でも多くの人達の救いにするためには「言葉」が必要なのだろう。
ただ、その言葉の真意は人には伝わりにくい。
言葉に「嘘」の多い人達には、何も伝わらない。
「修行」という言葉は深くて重そうだ。
親は何で「修」なんて名前をつけたのだ ????
エコ・エネルギー情報交換会
この美しき浜辺の町は、石油発祥の地であり、現在も天然ガスが採掘され、世界一の原子力発電所を抱えています。
柏崎は「エネルギーの町」として、次世代の「エコ・エネルギー」は興味ある、かつ責任ある課題であります。
柏崎から次世代エネルギーの研究がスタート出来ないのだろうか、と考えています。
柏崎の自然からエネルギーを貰える方法はないのだろうか?
「日本海」からエネルギーを汲み出す方法はないのだろうか ?
次世代のエネルギーが自然の中から貰えるようになれば、資源を巡る争いも少なくなる、面白い課題です。
なんて目論見で「エネルギー研究発表・情報交換会」を仕掛けている。
14日土曜日は展示品や資料をもらいに片貝に行ってきた。
「おぢや風船一揆」のリーダー格で、佐賀の国際大会から戻ったばかりだという。
話し始めると昔話から未来の夢にまで拡がり、時間が幾ら合っても足りなくなる楽しい中間で、奥方の蕎麦までご馳走になってきた。
奥さんも気球のパイロットで思い出話に加わり、俺が忘れていた話までしてくれた。
そう言えば、何回目の大会だったか、女性パイロットが一人で飛び立ち、山の中の木に引っかかり行方不明に近くなったことがあった。
警察への捜査願いではラチがあかず、3人の県会議員を動かし、禁じられていた県警のヘリコプターの夜間飛行を強行して貰い、一人の命が救われたことがあった。
忘れていた。
凄い形相だったらしい。アッハハハ だね。
俺は何か多くのことを忘れていたようだ。
そう言えば、いろんな事をやり過ぎて、忘れてしまっていた事もあるのだろうけれど、みんなは記憶の何処かに大切に仕舞っておいてくれたのだね。
自分が何ものかであるのかも忘れていたようだ。
鳥海山
今日は秋田県横手まで空出張。
朝6時半から9時半帰宅まで、・・・だから15時間半。
「若い者のには負けていられない」なんて意地になってみても73歳の準若手には疲れる。
でも中身はなかったけれど、やはり野に行けレンゲ草、じゃなく「営業マン」だね、経営トップも常に現場の最先端で戦闘を積み上げないと単なる「バカトシヨリ」になってしまう。
痛切な反省が重苦しく、また爽快でもある。
由利本荘で2時間半の電車待ち時間が出来たので、海岸を覧にタクシーを飛ばした。寒中、裸で神輿を担ぎ石段を駆け上がる丘を覧たり、遠く鳥海山を眺めたり、およそ退屈を知らない人間の幸せを楽しんできた。
さて、明日からまた戦闘態勢を整えて突撃だぁ・・・。