二人目の孫

2011年12月16日 風の戯言


 千恵に2番目の子供が生まれた。
 12日午後1時頃、男の子、2960グラム、健康。
 名前はまだ知らない。

 厳しい経済状況の中、夢中で駆けていたら体調不良に陥り、山の神は9度の熱を出し、千恵の出産が早まり、長女千里を預かり、生活が変わり、雪が降り始めた。

 年の瀬を迎え、慌ただしく一日が過ぎていく。

 CDを聴きながら、ぼんやりしているこの時間、案外幸せなんかも知れない。
 買ったまま書棚の飾り物になっていた「日本の論点」(文春)をパラパラと捲ってい。マスコミがかなり無責任になった今の時代、幅広い問題の多い中、物事の本質を突いているように思える。こんな時間もいいモンだ。

 しばらく休んでいた「夜中の養命酒」を楽しんでいる。睡眠薬を少し飲んで、養命酒で口の中を湿らせ修正していると、ほろ酔いとともに最高の気分が起き上がってくる。
 日本の論点はみんな前向きではなかったか。地球がバック転でもしない限り、前を向いて生きることだ。それしかない。
 若い世代に、新鮮な生ものの時代を送りたい。経済も技術も変わり始めている。彼らにとって宝物のような、新鮮な時代を残してやりたいね。

 どうも、酔ったらしい。

12月の雲

2011年12月04日 風の戯言


 雪国の12月にしては優しすぎる雲が流れて行く。

 そして今日は北風が吹き、冷たい雨の一日。

 午後になって、建設業時代自分の爪痕の記憶を辿り、北条方面に車を走らせた。昔の北条町の南条から杉平まで、どの集落でも思い出が蘇ってくる。
 一緒に働いた頃の元気な顔が浮かんできて、時間という不思議な世界を漂っていた。「時」とは何なんだろう?

 杉平は昭和43年10月23日だったか、南鯖石農協事務所の建築を完了させて、そのまま「圃場整備」の現場に飛び込んだ。親戚の「小林医院」の先生や奥さん、地元の土地改良委員の人たちと、熱い長い時間を思い出す。
 小林医院の後は集落の墓地公園に姿を変えているが、庭や裏の山の木々の姿は当時のままで、しばらく動けなかった。
 
 もう45年近い歳月が流れている。

 流れゆく雲を見ていると、時の不思議な世界が呼びかけてくる。
 

酒に思う

2011年11月27日 風の戯言


 自分が大切にしているものの一番に酒がある。
 その、命より大切な酒が飲めなくなっている。

 酒よりも大切なものが生まれているのかもしれない。

 12月が近くなって、昨日今日と秋晴れが続いている。

 夕陽に赤く染まった八石の山が撮れた。
 場所は中鯖石と南鯖石の境の善根堰の近くから。

妙高連山雪景色

2011年11月23日 風の戯言


 今日は勤労感謝の日、なんの休日かすっかり忘れていた。呑気なものだ。そして暦の上では「小雪」とある。冬が近づいたのだなぁとつくづくと思う。

 朝、妙高が見たくなって高速を走り始めたが、途中気が変わって8号線を戻ってきた。

 写真は「聖ケ鼻」からの妙高連山。
 海と信越線の先に白い山の連なりが見える。

明神の秋 (2)

2011年11月20日 風の戯言


 イチョウの葉を敷き詰めたこの風景は絶品である。
 この家の主人も過ぎゆく秋の風情を楽しんでいるのか、休日には車が止まっているのが見える。

 四季の中で、雪が近づくこの時期は案外好きだ。
 こんな風景を眺めていると、人の世の哀しさが見えるようで、自分が少し深くなったような錯覚に陥る。

 こんな風景が本当の日本の姿なのか、それを見て嬉しくなる。