嵐の一週間

2010年03月14日 風の戯言


 深夜、イタリーの曲を集めたCDに酔っている。
 ベッドサイドで何百回も聴いているけれど鮮度は落ちない。
 何時聴いても俺の胸を掻き毟り、切なくする。
 人生とは何だ? もう全ての恋は枯れ果てたのか? そうじゃない! まだ消してはならない残り火が「その時」を待っているのだ・・・最期の足掻き・・・なんでもいいや!

 8日の月曜日は岡本先生の社内セミナー。
 9日は法政大学坂本先生の「経営革新セミナー」。経営学のセミナーではありえないのだけれど、坂本先生の講演は感動もので、隣の広川学長とハンカチを離せないで聴いていた。
 その直前に新潟産業大学と寄付講座協定書の調印式もあり、終了後の交流会とあわせて盛大な会を主催させてもらった。ありがたい話です。
 経営品質アセスメントに基づいた経営が理解でき始めたし、コレをやらなければ地域は衰退して行く、そんな危機感の中で一連の人たちに出会えるのは幸運としかいいようがない。

 10日は新潟の関係者へのお礼に出かけ、11日は地元を駆け回り、12日は東京で支援して頂いた方に御礼申し上げ、御馳走になり、ホテルで沈没。今まで味わったことのない眠りに誘い込まれた。不思議なことだが、眠りが全く変ってしまった。

 漸く「痴呆」が訪れ始めたかな?
なんて言いながら手島龍一の文庫を取り寄せ時間を忘れて呼んでいる。「スギハラ・ダラー」「ウルトラ・ダラー」「外交敗戦」「黄昏行く日米同盟」。著者の無念と優しさに時折涙が止まらなくなる。漸く本当の知性に出会えたような気もして、何とも嬉しい。
 もう一つ、出版界が変り始めたと愕然とし、かつ喝采を送るのが岩崎夏海の「もし高校野球の女史マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」という本。
 間違いなく世の中変り始めている。

 写真は新潟で開かれた第四銀行主催の「食の陣?」での「越後みそ西」の出展風景。
 この会場の入り口で「にいがた里創プラン」の政策立案のアドバイザーだった高橋さんと10年ぶりの出会い。阿部裕子も同じプロジェクトで苦労していたので偶然とは言え、嬉しい再会だった。
 世の中、また何かが繋がり始めた感がする。