村の時間

2010年03月18日 風の戯言


 村を出ず子に従わず稲を刈る      中村三郎

 「村には自分の時間が流れている。山にも川にも自分の時間が流れている。出来ることなら死ぬまでこの時間の中で生きていたいと思う」

 俳人の黒田杏子(高浜虚子の娘?)が文春3月号に山口県萩市の81歳の中村さんの言葉を紹介していた。
 高柳から奥に車を走らせると、忘れ去られたような村落を通り過ぎることがある。古い農家に人の気配がして、こんな所にも生活があるんだ! と感動する。その人達の「時間」に思い至り、何となく理解できたよう気がする。春になったら、今度は歩いてみよう。

 同じエッセイの中で医師の日野原重明さんの「命は時間」という言葉も胸に抱いていた。

 生きている、ってことは素晴らしいことなのかもしれない。