みどりの日

2010年05月04日 風の戯言


 灯りを消して星空を覗けば、風呂の窓から蛙の合唱が飛び込んでくる。

 まさに「ゴールデン・ウィーク」。
 山桜と様々な色合いの若葉が一斉に拡がり、山の歓喜が聴こえて来る。

 普段は倅の帰郷には名残の花しか残らない庭の八重桜が、今年は彼を待つようにして咲き始めた。

 1本の桜に、家族の尽きない思い出が咲いている。