真珠湾爆撃
歴史に「if」はあり得ないけれど、でも「もしも」あったら・・・と思わせる本「賊軍の昭和史」が興味深い。
「何故、あんな無謀な戦争を始めてしまったのか ?」
富山市の発行している南北が逆になっている地図、中国の上に日本があるあの地図を眺めてそんなことを考えているとGeopolitics地政学とか言う学問の言わんとすることが何となく理解できる。
貧しかった日本が、いや「餓えた」日本人が当時の「理論」で植民地を求めたのは理解できる。
しかし、何故アメリカを相手に戦争始めなくてはならなかったのか・・・そんな疑問に時代の背景を見せてくれる。
それにしても世界を知っていた指導者達の「知見」が何故暴走族を説得できなかったのか。歴史の「if」に苛立ちを覚える。
庭の山茶花がいっぱい花をつけている。
空海
もう、12月になるんだな。
「明治維新という過ち」以来池上彰、佐藤優の「新・戦争論」、「大世界史」、半藤一利の「もう一つの「幕末史」」を読んでいて「歴史」というものが少し判ってきたように思う。
73歳を過ぎて、今更何を言うかバカヤロー!、って思いだけれど、またやっと・・・いや自分の人生で初めて少し本が読める世界に戻ってきた・・・そんな感じが嬉しい。
今は高村薫の「空海」に浸り始めている。
素直に宗教が信じられず、曹洞宗に何かを感じていたのだが、「空海」を読みつつ真言の世界がチラチラし始めている。
言葉にならぬ世界を、やはりその世界を一人でも多くの人達の救いにするためには「言葉」が必要なのだろう。
ただ、その言葉の真意は人には伝わりにくい。
言葉に「嘘」の多い人達には、何も伝わらない。
「修行」という言葉は深くて重そうだ。
親は何で「修」なんて名前をつけたのだ ????