62年振りの先生を囲んで

2013年04月25日 風の戯言


 自分達が南鯖石小学校に入学したのは昭和24年4月。
 まだ戦争の傷跡は深く、学生服もリュックも姉の手作りだった。毎日30分の道を歩き、学校に通った。
 小学校1,2年を担当され、その後他校に移られ先生と62年振りに再会し、何人かの同級生と先生を囲んで、 24日、昨日のお昼をシーユース雷音で、懐かしすぎ、素晴らしすぎる時間を過ごさせて頂いた。
 先生はとても85歳とは思えない若さで、古いアルバムの1人1人の名前を呼んでいた。
 62年前の、まだ10歳にも成らない子供達をフルネームで指さしている。

 ホンモノの教育者の温かさに、改めて触れることが出来、思わず涙ぐんでしまった。

 この日も、いい1日だった。

藍沢南城 三餘堂

2013年04月21日 風の戯言


 朝方、目を覚ましたら雪が降っていた。
 気絶し、そのまま、また眠ってしまったらしい。
 二日酔いのせいでは、ないと思う。

 金曜日は高田工業高校時代の仲間二人と些か呑んだ。
 ただ、何とも悔しいのは、柏崎駅構内で待ち合わせた時間にも表れず、もしかしたら・・・と思い、一人残って携帯をしているヤツに声を掛けたら本人だった・・・。17年ぶりだそうだけれど、変わってしまって・・・話をしていれば、瞬時に昔に戻ってしまうのだが・・・。
 夕陽を見ながら飲み始め、9時にはダウン。
 いい時間だった。

 昨日は、ギャラリー三余堂のオープニングパーティ。
 藍沢南城先生の「三餘堂」の縁で声が懸かったようだ。
 郷土の大教育者と無学なファンクラブを打ち立てた小生と何人かの人達が覚えていてくれて、誘いがかかったらしい。嬉しい話だ。
 「三餘」は人生を心豊かに生きるために「読書」が重要であり、「時間がない!」のは努力不足で、「冬」は年の余り、「雨」は***の余り、「夜」は時間の余りと三つの「余り」を大切にすれば豊かな時間を産み出すことが出来る・・・そんな意味だった、と思う。
 出典は知らない。

 「晴耕雨読」
 現代人は忙しく成り過ぎ、ただ一度許された「生」の時間を無駄に費やしているのではないか ? そんな気持ちを再確認する良い会だった。

 連休には南条の南城先生のお墓参りをして来よう。

 草に埋もれていなければいいのだが・・・。

断崖絶壁の海

2013年04月14日 風の戯言


 親父の、61回目の命日も過ぎ、どうやら体調も戻ってきたらしい。全くどういうことなんかと思うが、この時期、思うように心身共にコントロールが出来なくなる。
 10日に、周光院の横山住職にお経を上げて貰い、12日には創業26年の社内での宴会をやり、自分の墓の掃除もして貰ったので少し落ち着いたのかも知れない。

 と言うわけで、昨日は谷川の山を見に出かけたけれど、小千谷で挫折。今日は椎谷岬灯台根元の断崖絶壁で日本海を眺めてきた。横になって、波を見ているのは良いもんだ。

高田の桜

2013年04月09日 風の戯言


 午後から仕事をサボって高田の花見をしてきた。
 目的は「気分転換」、言い訳だね。
 急に思いついたので、単独行。
 7,8分咲き。

 ただ、平日なのに若い人達と、比較的高齢の方が多い。背広ネクタイで目付きが悪いのは、最近のヤクザさんにも少ないようだ。
 香具師の隣に車を止めて、桜を眺めていたら子供達が声を掛けてきてくれた。真岡から来た5歳と3歳の男の子。暫く一緒に写真を撮ったり、久し振りに子供達と遊んだ。最近、柏崎ではないことなのだが・・・嬉しいものだね。

 12日に会社で夜桜を見に出る予定だったが変更したらしい。昼間で太陽が出ていても寒いくらい。夜は結構大変なのかも知れない。

妻の誕生日

2013年04月07日 風の戯言


 今日、4月7日は妻の誕生日。
 ただ、何歳になるのか、知らない。
 何事も細かいことに興味を持たない方が無事に過ごせる可能性が高い。君子危うきに近寄らず、である。

 風の中、春を探しに出かけた。
 会社が鯨波にあった頃の通勤路を走っていたら、好きな道なのだが、桜が一本咲いていた。狭い谷の、小さな川沿いを、小さな公園にしていてくれる人が居て、嬉しかった。

 3,4冊の本を気の向くままに、正に「雑読」もいいところなのだが、先日テレビで肩こりをテニスボールで直すなんて本当かいなと思いながら酒井慎太郎の本を読んでいる。見ている、のかな。
 「健康が一番の贅沢で幸せ」表紙のキャッチフレーズに痺れている。

 経営関係では稲森和夫関連の「JAL再生」。理想の経営なんて俺に実現できるわけはないだろうけれど、みんなが会社の未来に夢を賭けられるような経営が出来たら、と思う。
 JAL再生の裏に隠れた14000人のリストラされた人達はどうなったのだろう・・・。だけれど、それが経営だ。
 社員の物心両面の幸福を追求しながら、顧客に継続的に役に立ち続ける、全幅の信頼を戴きIT投資を継続できる会社組織。難問でも、やらなければ・・・。

 もう1冊、孫崎亨の「戦後史の正体」。
 著者は元外務省国際情報局長、駐イラン大使を務め、2009年まで防衛大学校教授の経歴を持つ。創元社の「戦後再発見」シリーズで、こんな本が存在することが、我々にとって「必要」な本なのだが、驚きだ。この人の本をみんな買って読みたいと思っている。

 雑読は楽しい。みんな忘れてしまうけど・・・。