秋は流れゆく
水野和夫の「終わりなき危機、君はグローバリゼーションの真実を見たか」を興味深く読んでいる。
細かなデータ解析、それは現状解析の重要な項目なのだが、そんな細かなことは俺の頭では理解できない。ただ、「そうなのだろうな」とだけ受け止めている。
ただ、歴史的に「現代」をここまで解りやすく語っている本は少ないように思う。16-17世紀に起きた「利子率革命」が現代も同じように起きている、という。
投資に対するリターンが当てにならなくなれば、資産家や投資家のお金は利益を求め、より先鋭的な行動を取らざるを得ない。バカな人間から死なぬ程度に利益を食らいつくす。
アメリカでは1%の富裕層が全体の20%の資産を持つといわれている。
理解できないながら読み進めている。
2011.9.11(同時多発テロ)、2008.9.15(リーマン・ショック、100年に一度)、2011.3.11(福島第一原発事故)はそれぞれ「1527年の神聖ローマ帝国皇帝兼スペイン王カール5世によるイタリアの略奪」、そして「1000年に一度」の津波による原発の破壊が象徴する「現代の終わり」と言うことなのかもしれない。
時代は大きく変わってゆく。その変わり目の真っただ中にいることは、何となくわかっている。
どうなるのか? と言うより「どう生きて行くか」の問題なのだろう。
八国の山は今日も静かな、何時もの佇まいで横たわっている。
南鯖石小学校閉校記念式典
南鯖石小学校が89年の歴史に幕を引き、来年4月から中鯖石小学校と統合される。
大正10年、石曽根、山室、大沢と3ケ所にあった学校を現在地にまとめた。石碑に統合者として佐一爺さんの名前が刻まれている。閉校式典は孫として感じるものがあった。
古い仲間たちと、自分達の小学生だった頃を語り合う。衝撃的なのは今の全校児童数30人。自分達の頃は1学年150人、全校で1000人と言われていた。何ということなんだろう。頭で理解していたつもりで、これは本当に衝撃的だった。
地球上は人口が増え、地域は急激に過疎化している。
ただ、懐かしさと、自立点確認のため参列した中で、温かい懐かしい顔に囲まれ、孤独感は随分と和らいだ。
これが故郷なんだろうなぁ。
写真は閉校記念碑の除幕式。
知られざる花
何時もの散歩コースを少し変えてみたら、この秋空に名前の知らない花が咲いていた。元々、いちいち花の名前を知っているほどヤワではないけれど・・・。
昨日の星空は、本当に星が降ってくるような、凄い空だった。周りに明かりもない真っ暗なところで見たかったのだけれど。娘の娘を抱いて庭で星を眺めていると「あっ、飛行機!」と叫ぶ方向を見れば翼の明かりが、微かな音を引いてくる。
そういえば最近旅行をしてない。
気ままな一人旅がしてみたくなった。
ISO27001、ISO9001の継続審査が28日に無事終了したが、表に出ない改善指摘事項がいくつかある。形に囚われていたところもあり、今後は実質を伴ったキチンとしたものにしていきたい。若い社員がやる気満々になっている。彼らに任せて行くことが組織の成長にどれだけプラスになることか、考えるとわくわくしてくる。社内全体に取り組みを広げて行きたい。会社の未来の為に。