落ち葉

2011年10月23日 風の戯言


 鯖石ロードレースが繰り広げられているコミュニティの公園で、銀杏の実が落ち始めている。

 書店で蓮池透さんの「私が愛した東京電力」を買い求め、帯を眺めている。
 FUKUSHIMAの後、原発の安全神話は崩れ去り、原発停止、エネルギー問題、人間の生への根本的な疑問など、多分歴史的な転換期を迎えているのだろう。経済成長を急ぐあまり核廃棄物の最終処理の問題、膨大な国の借金を子供たちに残し、みらへの夢をぶち壊してしまっている。
 自分達の世代が一番幸せな時代を生きたと思っていたが、それは未来の子供たちの夢を潰すことにより購ってきていたものだったのだ。

 未来に夢がなければならない。何かあるはずだ。

 

ぶどう村の秋桜

2011年10月22日 風の戯言


 ぶどう村のコスモスが満開
 この花は、本当に秋の空に似合う。

秋祭り

2011年10月16日 風の戯言


 最近眠りの様子が変だ。
 通常、自分が今どんな状態の中で眠っているか、何月何日の夜なのか、昼寝なのか、大抵は眠りの中でも意識はあるはずなのに、最近はそれがさっぱり解らない。
 今日も携帯電話で眠りから起こされ、一瞬状況が解らなかった。こんなことが何回か続いている。今までなかったことなのだが・・・眠りに深く入り過ぎているようだ。

 今日は集落の秋祭り。
 久し振りに皆の顔が見え、笑みが返ってくる。
 山間の集落に居を移して、もう40年近くになる。
 最近は、忙しさにかまけて女房任せにし、地域の中の自分の居場所が見えなくなっていた。久し振りの笑顔に殆ど変りもなく、何とも嬉しい一時だった。
 もう少し、こんな時間を大事にしたい。

秋を歩く

2011年10月14日 風の戯言


 会社をサボって鯖石川の堤防を歩いた。
 お天気はよく、川風は微風、少し暑いくらい。

 平日に、こんな時間を取れたのは随分と久しいように思う。フラフラと、痴呆症の老人が迷い出たような歩き方だが、川音を聞きながら、バッタや赤トンボと秋を語りながらの散歩はもう最高 !

 今日一日を精いっぱいに生きる。
 それが大切。

 今日一日は、精いっぱいに頭の芯を飛ばして遊ぶ。
 それが大切。

秋の香り

2011年10月11日 風の戯言


 空に薄雲が流れ、山が霞んでいる。
 庭に金木犀が香り、早くも枯れ葉が落ち始めた。

 柏崎が好きで、たま鯖石は格別で、時が流れて行く。

 ここで秋の空を眺めていると、ギリシアの金融危機も、政治の世界も遠く霞んで見える。ただ東北の苦難は人ごとに思えない。沖地震で、柏崎もあの世界だったのだと思う。

 一日、平穏に過ごせる有難さを噛み締めている。