第5回 産業大学・工科大学新入生歓迎会
柏崎の2つの大学、新潟産業大学と新潟工科大学の入学式があり、新入生歓迎会実行委員会が主催する歓迎会が無事に終わった。
新入生と関係者で560名、その他ボランティアが160名くらい合わせて700名余が会場を埋め尽くした。
今年は会長に会田洋市長、副会長に松村小会議所会頭を迎え、青年工業クラブ、JCなども加わり今までにない広がりを見せてきた。バスの到着に合わせ日本海太鼓の歓迎演奏が柏崎のメーンストリートに響き、晴天も味方し、素晴らしい会になったことを本当に嬉しく思う。
夢中になって笑顔で飛び回るボランティア・スタッフ、いつも多くのお菓子やペットボトルを提供してくれるブルボン、バスの手配など大きな力になってくれる東京電力など、本当に頭の下がる思いでこの会を担当させていただいている。
学生達の力を貰いながら、きっといい町になる、そう信じている。ありがとう。
小さな春
「年度」という奇妙な風習は「新年」とはまた違う風情と覚悟を漂わせる。「新年」は「穢れ」を振り払い、生命力溢れる新しい命を「再生」する。年度は、主に行政や企業の概念での「一区切り」というところか? 継続の為の断崖でもある。
創業社長としてパソコンの草創期から爛熟の現在までの激動期をこの業界に従事できたことは、男としてこれ以上の仕合せはない。人間の一万年の旅路の果てに「外部脳」とその利用による「人間の幸福」を同時に追求できる、こんなエキサイティングな世界に身をおくことができたのは「良くぞまぁ」とも思える数多くの感動的な出会いの賜物でもある。
自分の性格として、後を任せた以上その場からいなくなるのが一番似つかわしいのだが、持続的成長のためのバトンタッチは暫らく並走することが必要なようだ。それなりに楽しみではある。
実を言えば創業時から20年を一区切りとして65歳になったら芸能界に行きたいという夢があった。何故なのか、何をしたいのか、例によって自分でもよく分からない。ただ、面白そうだ、と言う世界ほど素晴らしいものはない。当然のことだが、死ぬほどの苦しみがあって、それを乗り越えると新しい世界が見えてくる。何処が終点と言うわけでもなく、見えるはずもないけれど、その実感は気持ちのいいものだ。
写真は掛川さんが撮ってくれたもの。
これをもって芸能プロダクションに売り込みにいこうと思っている。案外いいかも・・・
永井陽之助の現実主義
毎週土曜日はサウナとマッサージを行のようにして、潮風温泉ソルト・スパに出かける。頭デッカチで慢性的運動不足ときては肩こりと不整脈が親類みたいな付き合いになっている。温泉で茹でて、サウナでテリヤキにし、マッサージで切り刻んで貰うと、暫らくは使用に耐える身体に復活する。
合間に、リラックス・シートで週刊新潮を読んでいると極楽に近づく。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・
4月2日号の「墓碑銘」の欄に「永井陽之助の現実主義」の見出しがあり、興味をそそられて目を泳がせた。
「世界の権力構造を明確に説いた」人らしい。イデオロギーや宣伝の為では本質が見えない。面白かったのは「米国の戦争感と毛沢東の挑戦」の記述で「戦争を政治の延長として捉える革命勢力に対し、米国は悪を罰する一種の教育的懲罰が戦争で、短期的な効率だけを求め、外交・政治の目的から独立し、勝利が自己目的化している、と喝破したとされる。
アメリカの真の理解は「キリスト教原理主義」の視点から見ないと現実を見失うといわれる。いわゆるイデオロギーに支配された武力闘争を「謙信の戦争」に見る。
所謂「義」を掲げ、殺戮を瞬間的な勝利にのみ価値を置き、「統治」に観点をおいてないようだ。彼らは何の為に死を受け入れたのか?
もう一つ面白い記述があった。「時間の政治学」
「ベトナム戦争を、短期的な(勝利)の判断に次々と迫られる米国に対し、ベトナムは無限の時間的資源に恵まれていた」と説いていた、と書かれている。凄いや!
写真は自宅前の公園から春雪の八石山を望む。
薄い緑の葉を木一杯に点ける、名前の知らない木が、春の息吹で赤く膨らんでいる。もう直ぐ4月ナノデス!
春の雪景色
高橋和子写真展が盛況に推移しているようだ。連日大勢の人たちが訪れてくれて、本人も柴野さん、霜田さんも笑顔が絶えない。深いところの本人の願いが表に表れているのだろうが、関係者や来訪者を仕合せ感が包み込んでいる。
最近、身の回りでいろいろな事が起き、いろいろな事に関り、秒速30万キロの現実がぶっ飛んでいく。
現実とは言え、手の届かない所の動きではあるが、世界経済崩壊と朝鮮半島の緊張は緩んだ皮膚にも、突き刺さってくる。経済の落ち込みと最近の右傾化は連動している。地政学的にハートランドの震動なのか、無関係ではないと思うがアメリカ・中国・ロシア+ニッポン。特に日本の国民感情の動きが急激だ。敗戦後の揺り戻しで、日本の自立志向と、そのことを危険視する勢力との拮抗が強さを増してきた。
日本人のプライドを維持するために、これも至難な業なのだろうが、北朝鮮の核保有と運搬手段の完成は、当然日本の核武装論を刺激し、起き上がってくる。
4月4日で、また日本が大きく変わる。
写真は八石山の春の雪景色。朝の一瞬、幻想的な光景を楽しませてくれる。八石は仏の寝たる山なり。