春祭り

2008年04月20日 風の戯言


 平成20年4月20日(日曜日) 麗かな春の一日

 午前中の社員の弟さんの葬儀に参列して自宅に帰ったら、前の公園で村祭りの神輿が一息入れていた。礼服をジーパンに着替えて仲間に加わった。休日にやっておかなければならない仕事が頭をかすめ、輪の中に入れない。そういえばもう何年も祭りに加わらないで仕事と月曜日から始まる闘いの気力を蓄えることだけを最優先させてきたような寂しさが吹き上げてきた。
 みんなが、次々にビールやつまみを持ってきてくれて、空白の時間を埋めようとしてくれている。嬉しかった。
 八所さんという神社が小さ過ぎるし石段も楽じゃない、ならばと回り道を切り、拝殿をを広げたのは何時だったろう。あの頃は近所の村人達と気持ちも一緒だったように思う。
 来年は集落に2つある神社が一つになるという。その時はもう一度みんなの中に交えて貰って、祭りの一日を心行くまで楽しみたいと思う。
 夕方の神社の片付けに行ってみて、まだ気持ちの繋がってるのを確認できて、とてもうれしかった。しばらく、近所づきあいは全部女房任せだったから。

娘の誕生日

2008年04月16日 風の戯言


 週初めの2日間休んでしまったら打ち合わせやら訪問やら来客に夕方は宴会付会議で、帰宅するまで娘の誕生日を忘れていた。先日は女房の誕生日を忘れていたからバランスは取れているのだけれど・・・。で、何歳になったのかは国家機密に属する。
 8月か9月に孫が生まれるらしい。実感ないなぁ。
 正直言えば、俺はまだ色香に迷っている。本気でステキな女性を好きになったりして・・・みんな片思いだけれど・・・妻がせせら笑っていた。

御宿 かわせみ

2008年04月15日 風の戯言


 季節の変わり目で体調を崩しここ2日ばかり会社を休んでいる。体調不良、と言っても何処が悪いわけでもなく気力の中の「殺意」みたいなのが薄れている、だけだ。こんな時には自分の殻に閉じこもって気力の回復を待つしかない。

 家に閉じこもって平岩弓枝の「御宿かわせみ」に浸っている。藤沢周平ほど重くも無く松井今朝子ほど背景に気を取られることも無く、こんな時の読み物としては最高だ。
 それにしても何という激しい時代の移り変わりなんだろう。100年後、今の時代はどんな風に書かれるのか、いらぬお節介の興味が湧いてきた。

遅い春

2008年04月13日 風の戯言


 鯖石の桜も咲いて、雪国の遅い春がやってきた。
 花冷え、と言うのか残念ながら少し寒くて夜桜見物の勇気は湧かない。古い昔の引き出しを開けて、艶やかな高田の夜桜の光景を思い出している。
 海外事情に詳しくないから何とも言えないが、一つの花の開花に国民こぞって狂気乱舞する、なんて国はどこかにあるんだろうか。何にでもケチを付けていれば偉そうに見えるクニとすれば罰当たりかもしれないが、やはりこの国の自然も人間も素晴らしいと思う。
 四季、と言うより正式には24節気なのだろうが、俺は八季という言葉が好きだ。少しづつ時は巡り繰り返すけれど、二度と帰らない人生の季節。

 11日夜は社内だけでごく内輪に20年を祝った。みんなが春の一時を楽しそうに過してくれた。これからどうするか? せめて今日一日は何も考えないことにしたい。 

創業20年

2008年04月09日 風の戯言


 明日4月10日は会社の満20歳の誕生日。
 今日は創業時お世話になった方々への御礼の挨拶回りで駆けずり回った。
 
 この20年でパソコン機能は5万倍、通信速度は40万倍に拡大した。価格は10分の一近くまで下がっている。
 インターネットを通じ、情報は瞬時に世界中を駆け巡り、感動と共感が人々を動かしている。長い歴史で見れば、多分突然変異のような変化なのだろう。
 この激動の時代を夢を追掛け生きられたのは僥倖と言う以外にない。
 1995年を境に世界は激変したと言う。ITとグローバリゼーション。国境に、水位差のあったガラスの壁が突然取り払われ、平準を求めて水が激流となって移動している。
 そんな時代を、柏崎と言う町に拘り、市内は勿論、東京、大阪、名古屋等の主要都市に顧客を広げているのは少しくらい自慢してもいいのではないかと思い始めている。
 一生懸命に働く若い社員達が顧客に信頼され、笑顔で対応している姿は本当に美しいと思う。
 30歳を過ぎたばかりの石野光仁君は5年連続のマイクロソフトMVPを受賞し、今年から新潟産業大学の客員講師になることが決まった。
 社員が自分の夢を追求し、努力を積み重ね、夢に近づいてゆく姿を見るのは社長冥利に尽きる。
 小さなことにクヨクヨせずに、前を向いて、胸を張って、歩き続けて貰いたい。それが俺の夢。