石川の中村邸に無断侵入しサハシノショウを盗撮してきた。 当主の父上が山から移したものと聞く。
中村さんは善根毛利の重臣の家系に連なるという。 広い屋敷は丁寧に掃き清められていた。 長い時間が静かに過ぎてゆく。
気が付けば「夏至」を過ぎていた。 老兵は死なず、ただ消え去ったふりしている。
ひょっとしてサハシノショウ?
大泉寺参道の中腹に「紫陽花園」がある。 いろいろな種類の紫陽花が200本くらい植わっているという。
同じような人たちが何組かいたから、新聞記事を見て覗きに来たのだろう。
梅雨の季節に似合う花だ。
朝、海を見に行ったら模型飛行機(薄雲)が飛んでいた。
自宅に戻ったら、苗場山が見えた。 こんな見え方するのは珍しい。
足下に紫陽花の葉がある。
でもこの花は何だろう?
シモツケソウ といらしい 美和子さんから教えてもらった。
花の向こうの山の中腹に、慶福寺さんが小さく見える。 細い道の脇に戦死者追悼の碑があり、向山ガーデンにつながる。
越後毛利の一族、安田毛利の城下、今も「城之組」の地名を残す。 上杉景勝と共に会津に移った安田氏の末裔を、ここの人達は今も「殿様」として慕っている。
歴史は動いているようで、実はあまり動かない、と横村出さんは話していた。 佐橋の荘で毛利の分家?の城跡があった地域は大字として今も残っている。 車を止めて、椅子に埋もれ、その場所に沈んでみるのも愉しい時間だ。