春の夕陽

2023.03.08 風の戯言

3.11が近づいた。
あの後、南相馬の海に鎮魂の詞をあげに行ってきた時の光景が忘れられない。
街は跡形もなく消え、船は道路に乗り上げ、民家に人影はなかった。
農家の家と庭はそのままで、草は伸び、人影は消えていた。

こんなバカな話があるか!

人は怒りを忘れ、人は嘘を付き、言い訳して、他人も自分も騙している。

月は上り、陽は沈む。

下加納のハクチョウ

2023.03.06 風の戯言

昨日堤防を散歩していたら数羽のハモクチョウが頭上をを飛んでいった。
スマホを構えたが、タイミングを逃してしまった。
珍しく南から飛んできて、善根の養鯉池に向かって行く。
「そこに降りるなぁー、危ないぞー!」

雪の解けた田圃を見つけ、そこに100羽くらい溜っている。
ここに羽を休めててくれたんだ。

考えてみれば、シベリアから数千キロの、危険な旅をしている。
ジェット燃料も無しで、しかも素肌を晒して飛んでくる。

野生の鳥たちは・・・やはり凄い!

山室の鯖石川

2023.03.05 風の戯言

昨日から沢木耕太郎の「波の音の消えるまで」に沈んでいた。
貧乏と哀しい時代を乗り越えた人でないと、この温かさは出せない。
娼婦、この人たちが小説の背後で一人一人生きている。

「波の音の消えるまで」
 俺の何かのキーワードになりそうだ。

写真は山室坂の下のバス停から。

春の小川

2023.03.04 風の戯言

3月3日

2023.03.03 風の戯言

死後硬直が酷くなり、出勤停止。
6日の柏崎日報掲載の「意見広告」「「絶対安全な原発」を「神話」から「科学」へ (4)」の最終稿を送り出して気が楽になった。
次回は「放射能について」
送られてきた資料を読み込み、原稿の構想を練る。

沢木耕太郎の「波の音が消えるまで」を読み始めてしまった。

写真は今日夕方の鯖石川の堤防。
この散歩道を「哲学の土手」と、大事にしている。
笹良田橋まで歩数計で往復2600歩、ちょうどいい。
今日で雪が消え、今年の歩き始め。