エブリバリデブー

2021.03.28 風の戯言

止せばいいのにまた浅田次郎「天子蒙塵」に嵌ってしまった。
文殊菩薩の国「満州」を舞台とした清朝末から張作霖の時代。
本当に歴史とフィクションがごちゃ混ぜになって読む人を夢中にさせてしまう。

随所に出てくる、多分浅田にしか書けない人生への深い言葉に酔う。
生意気言えば、これが文学というものだろう。

雪の消えた畑の柿の木の下でフキノトウが顔を出している。
何やら含羞をみせるこの表情がいい。
春の草は、土筆と言いフキノトウもそうだが、時とともに姿を変えてくる。

「どうせこの世はエブリバリデブー、歌え踊れ陽気にエブリバリディブー」
ラジオから流れていたのかテレビで歌っていたのか判らない。
最近、壊れた蓄音機みたいに頭の中で同じフレーズを繰り返している。

いよいよ来たかな?

我が家の雪消え

2021.03.27 風の戯言

勝手に降り、勝手に雪が消えていく。
腹が立つやら、嬉しいやら。
残った庭の雪も明日の朝までには消えているだろう。

芝生に椅子を持ち出し、陽差しを楽しんでみたが風はまだ冷たい。

折れた木の枝を切り、枯れた葉を毟り、4月を待つ。

春は戸惑いながら近づき、一気に駆け抜けて行く。

新しい季節が、本気で始まったようだ。

2021.03.26 風の戯言

波乱万丈 支離滅裂な春が来た。

今日は令和2年度の株主総会と取締役会。
新社長の努力で無事終了。めでたしめでたし。
本人は緊張しただろう。今日はゆっくり休んで欲しい。

風力発電解体の仮説作業が始まった。
29日には大型クレーンが入る。

現場まで見に行ったけど、なんか寂しいんだよね。

中谷と田辺と田村、みんな死んじゃったけど、後始末して後で行くよ。

まんさく?

2021.03.25 風の戯言

長橋の池にハクチョウを訪ねた。
今年もまた帰れない白鳥が2羽所在無げに池に浮かんでいた。
ごめん、今日はエサ買ってくるのを忘れた、ごめん!

小さな鳥たちが水遊びしている。
もうここには春が来ているんだ。

ベンチの近くにマンサクの花が咲いていた。
ホントの名前は解らない。

無粋な人生を送ってきたら花の名も君の名も知らない。

風船共和国 裏面史

2021.03.24 風の戯言

パスポート裏面

 国賓である本券の所持人を通
路支障なく旅行させ、かつ同人
に必要な保護扶助を与えられる
よう、関係の諸官に要請する。
 本国政府は貴殿の入国を心よ
り歓迎する。

  風 船 共 和 国

絵葉書
——おぢや雪原まつり・風船一揆——

あなたは
 風船共和国を知っていますか?
あの愛とロマンの国を!

あなたは
 風船共和国に行ったことが
  ありますか?

そう、酒と酷寒の地獄の世界へ!

雪国の早春絵巻
 もっと愛を もっと嫁よこせ!  風船一揆!

新潟県柏崎市加納2600
 風船共和国
  亡命政府日本代表部