8月15日 終戦記念日
75年前、天皇の玉音放送により日本の戦争は終わった。
3歳の記憶は極断片的なものでしかないが「日本は戦争に負け、米軍は雷さんに乗って柏崎の方から攻めてきて日本人を見たら全部殺すのだという。
屋敷の裏の横穴に隠れ、丸太の橋を落とし、穴の前に木を立てておけば雷様は気か付かないで通り過ぎるだろう、大人たちはそんな話をしていた。
遠い、遠い昔の話だ。
李登輝
7月30日、李登輝が逝去した。
この人については、あまり知らない。
ただ、「李登輝 武士道解題」(ノーブレス・オブリージュとは)(初版は2003年4月1日)を読み直してみると歴史上偉大な人を亡くしたな、と思う。
新渡戸稲造に師事し、知的にも政治的にもこんな大きな人はいなかったのかなと思う。
台湾政府の中で李登輝に活躍の場を与えたのは蒋介石の子供蒋経国であり、外省人政府から本省人政府に穏やかな政権移譲を実現させたのは蒋経国ではないかと思う。
彼の悩ましい経歴を調べてみたい。 人間として本物であったと思う。
日本の中に李登輝のような政治家がなぜ現れないのか?