雪は降る、花は咲く。

2014年04月05日 風の戯言


 朝、雪が散らついていた。

 昨日は20度近くあったのに、また冬に戻ったみたいだ。

 春先は、体調が不安定になる。
 もう親父が死んで60年も過ぎ、親父の年を越えているのに、親父の命日が近づくと体調も精神状態も不安定になる。
 こんな時は静かに仏前にお参りするのが一番安定する。

 気分転換に車を転がし、海を眺め、頸城平野を走ってきた。梅か桜か俺には判らないけれど、蕾が膨らみ始め満開は近いのだろう。

 ただ、ちょっと寒かった。

北斗七星

2014年04月01日 風の戯言


 いつの間にか4月になっていた。

 昨日今日と晴天が続き、春を楽しんでいる。

 多少雨でも時間を作って歩いているけれど、やはり温かい陽射しの中をウロウロするのはいい !
 
 風体は、殆ど認知症の家出老人みたいだけれど、頭の中では啄木を途切れ度切れに思い浮かべたりしている。まだ俺は青春の真っ直中にいるんだ ! 多少知恵遅れのキライはあるけれど・・・。

 火の用心の夜回りから帰ってきた女房が「星が綺麗 ! 」なんて、普段に会わない感動を漏らしていた。
 久し振りに北斗星と北斗七星が確認でき、南半分の綺麗な星空を仰ぎ見ていた。
 時折、ジェット機の音が聞こえたりして、何か異次元の空間を楽しんでいるような雰囲気。

 庭の椅子で夜空を見ながら過ぎ去りし過去とこれからの未来との移動する接点で「今」を見るのもいいもんだ。

 酒が飲めたら・・・星達が誘っている。

雪割草

2014年03月29日 風の戯言


 じょんのび村から下った山の肌に雪割草が咲いている。

 とる人は誰もいないけれど、今年はまだ見つけられていないようだ。

 温かい陽射しの中で、静かに自分達の祭りを楽しんでいるような雰囲気。いいもんだね。

庭の雪が消えた !

2014年03月27日 風の戯言


 まるで「春」のようなお天気が続いている。
 時折、雨も混じるけれど・・・それは許してもいいお天気。

 山道に蕗の薹が顔を出し、夕食の小皿を楽しませてくれる。もうすぐ、山椒の芽やアサツキが小さな食卓を彩る。

 庭の雪も、西側の屋根下の雪を残し、みんな消えた。

 畑も、芝生も、春を迎えている。

昭和天皇の散歩道

2014年03月23日 風の戯言


 戦後間もない昭和22年秋、昭和天皇は柏崎新道の飯塚邸に宿泊され、近所の山道を散歩されたという。

 その散歩道を歩いてみたい衝動は以前から強かった。
 少し春めいてきた午前中、フラリと新道に行ってきた。
 登り道で、喘ぎ始め、途中でダウン。
 天皇は強かったのだな、と妙なことに感動 !

 結局自分が弱すぎるのだと気づき、柿団地を横目に見ながら回り道。農家の人達が柿の枝の剪定作業を始めていた。

 この団地の造成に若い頃関わった思い出がある。

 遠い昔だ。

 陽が西にに傾きかけた部屋に、「ライムライト」が流れている。チャップリンが追い求めていたものが心に迫ってくるような曲だ。

 みんな遠くなった。