節分

2006年02月03日 風の戯言

 今日は節分、明日から春。
 だけど、今夜は吹雪。いいなぁ、この季節感!

 雑木林の枝の先はもう赤らみ始めている。

明日に架ける橋

2006年02月02日 風の戯言

 チャンネルを回していたらBSでサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」が流れていた。忘れかけていた曲。1970年と言えば日本は学園闘争で荒れていた。その御茶ノ水を離れ、俺は故郷に戻って建設現場で働いていた。自分の未来はまだ見えなかった。

 明日、ある青年に会う。伝えるメッセージとしてはキザ過ぎるし、俺の伝えたいことはもっと違うことなんだと思うけれど言葉が見つからない。
 生きていく為には心を癒し、勇気づけてくれる「何か」が必要だけれど、闘って行くにはもっと違う何かが大切なんだ。それでいいのかどうか、未だによくわからない。

 
 When you’re weary, feeling small
 君が疲れて、しょげているなら
 When tears are in your eyes, I will dry them all
 瞳に涙があふれているなら、僕がすべてふいてあげる
 I’m on your side, when times get rough
 君のそばにいるんだ、辛い時だって
 And friends just can’t be found.
 友達が近くにいなくても
 Like a bridge over troubled water
 荒れた海にかかる橋のように
 I will lay me down
 僕が体を横たえるから
 
 When you’re down and out
 君がうちのめされ
 When you’re on the street
 道で立ちすくんでいて
 When evening falls so hard
 ひどい夕暮れになったら
 I will comfort you
 慰めてあげるよ
 I’ll take your part
 君の代わりになる
 when darkness comes
 暗闇が襲い
 And pain is all around
 痛みでたまらないなら
 Like a bridge over troubled water
 荒れた海にかかる橋のように
 I will lay me down
 僕が体を横たえるから

 下記から借用している。いいページです。是非!
 http://www.musiker21.com/bridge.html

坂の上の雲

2006年01月30日 風の戯言

 「坂の上の雲」を読んでいる。
 今、旅順が陥落しバルチック艦隊がインド洋に差し掛かっている。
 明治という時代が浮き出てくるようだ。ある意味眩し過ぎるような時代にも、この国の変わりようのない病理が見えてくる。
 司馬遼太郎は何が言いたかったのか?
 彼が「ノモンハン」を書いていれば、いや、やはり書けなかったのだろうな、とそんなことを考えている。

 組織の中の「私」の問題なのかも知れない。
 組織の行動原理に私情を優先させたらどうなるか。価値基準を明確にし行動することの重さと、その反面の虚しさ。

 南無阿弥陀仏、だな。

雪の夜に

2006年01月28日 風の戯言

 書斎兼寝室、学生下宿のような部屋の窓の高さまで雪が積もっていて、明かりが届く範囲は白く、垣根の先は闇に閉ざされている。静かな夜だ。
 いつの間にか1月も終わろうとしている。少し早い雪に驚かされたけれど、この時期この程度の雪ならそんなに苦にならない。もう2ヶ月ほど耐えていれば、また温かい春が来る。
 庭の、今は凍りついたような梅の枝が、そんなことを話しかけてくる。

ホリエモン騒動

2006年01月23日 風の戯言

 ホリエモンが逮捕されたようだ。
 一連の騒動を眺めていて、あまり愉快な感じはしない。千葉監督以来のファンとして「近鉄バッファロー」の買収騒ぎが面白かろうはずはない。個人的なことだが。

 詐欺師を経済人と呼ぶこと自体、日本全体が狂っている。天下の公党の重要候補者としたり、経団連に入会させたり、この国の指導的立場にある人たちの価値観を疑う。
 この自由な時代だもの、いろいろな価値観を持った達が居る。ただ、立場立場で自分の役割を演じなければならない。それが社会で、その暗黙の決め事の中で人は動いている。古いシステムの政治や経済組織ではそれが大切なのではないかと思う。だから、あの人たちの言動に首を傾げてしまう。

 「経済」とは人が共同して生きる仕組みのことではなかったのか。人は自分の足らざる部分を補い合い、わずかな時間を生きている。企業はその一員であり、だからこそそこで働くものは、その任務を誠実に努める事に誇りを感じている。
 
 彼らは、人を幸福にするどんな価値を創造したのか。
 降りしきる雪の中で、寂しいものを感じている。