姉の葬儀
9月29日に亡くなった姉の葬儀に東京日帰りしてきた。
姉 西巻芙美子は7人姉兄の5番目、一番下の姉です。
母も父も見失ってしまった俺を、一番上の姉と母親代わりに中学2年まで一緒に暮らし育ててくれた姉です。
棒をもって藪の中を動物の様に駆け回る俺に「ノンちゃん 雲に乗る」を買ってくれて、本の世界に引きずり込んだのもこの姉です。
「フコちゃん!、目を開けろ!、戻って来い!」
棺に向かって、大きな声を出してしまった。
人は生まれ、人は死ぬ。
義兄の茂さんは、もう24年も経ってしまったのか・・・
分かり切っていることだけれど、頭で解っても、心がついて行かない。
夜になって家に帰ったらセコムが待ち構えていた。
12時間経っても反応がないので「奴め、死んだな!」と思ったらしい。
娘から事前連絡が無ければ、闇の中でセコムとのバトルが始まっていた。
そのセコムが言うに「今日は中秋の名月」だけど「満月は明日」だと!
バカヤロウ! トーコト言ってるじゃねえ!
調べてみるとそうだと! それが正しいらしい。世の中オカシイ!
夕焼け小焼けで日が暮れて・・・
10月になって日が短くなってきた。
朝夕の散歩は欠かせない、ハズ!
朝は目が明かない、夕方は腹減った、雨が降る等とサボることが多くなった。
もう少し生きる為に、「散歩」は欠かせない、サボると足が痛く気力が薄れる。
節子が入院している時、「もう2年だけ生きたい」と言っていた。
「早く治してまた旅行に行こうよ」、「いいよ、もういっぱい連れてってもらったから」
そんな病床での会話を思い出すと・・・年取ると涙もろくなってしまってダメだね。
毎日夕方になると防災無線から「夕焼け小焼け」が流れてくる。
「奇跡の童謡」と言う本によれば作詞は中村雨紅、作曲は草川信という長野の人。
著者の山内貴美子は「日本のソウルミュージック」と呼ぶ。
こんな曲が残る、「秋桜」もそうだけど、「日本」と言う国に生まれて本当に良かったなと思う。
写真は、5時を過ぎて黒姫の山の雲が赤くなり始めた時刻、5時17分の撮影。
何時もの散歩道にて。




