5月も半ば

2020.05.15 風の戯言

星を見上げていると、聞こえてくるのは天空の溜息と耳鳴りだけ。

心を鎮めて、椅子座禅を組む。

 立禅に移って、迷想と瞑想の世界に漂う。

   いつか幽体離脱を楽しみたいと思っている。

悪霊払いの花火を

2020.05.08 風の戯言

片貝の花火が好きで何年も見させてもらった。
浅原神社への奉納花火で、打ち上げ場所は神社の裏山のスギ林の中、桟敷席は山に向かっているので一番前の席だと時折花火の欠片が落ちてくる。
奉納花火だから、人に見せる花火じゃないから、神様が喜んで貰えればそれでいいのだと、だから雨の日も番付通りの花火がドッカーン!
垂れこめた雲が少し赤くなると、町の人達は「バンザイ!バンザイ!」と狂喜乱舞している。
この町全体が狂ってるみたいだけど、少しラテン系の街だからこれで良いのだ。
そして花火の原点はここにあるのだろうと思う。

昔、疫病が流行って病人や死人が多く出た時、これは祟りだと。人々は悪霊払いの為に青竹を火にくべて竹が破裂する大きな音で悪霊を追い払った。
時代とともに爆竹になり花火になった。
本来花火なんて人に見せるものではなかったはずだ。
それに色を付けたり、音楽を鳴らしたり・・・邪道だ。

現在、柏崎も世界中も新型コロナウィルスに怯えている。
政府もテレビも新聞も不安をまき散らしている。
ワクチンが出来ない以上仕方ないが、生活基盤である経済の先も見えない。

大酒飲んで「ゴド」まいているのが何よりゴォッツォのザイゴモンには新型コロナは疫病神と貧乏神による悪霊の仕業としか思えない。
中越沖地震でもみんなで鎮魂の花火を上げた。
今年は観光の花火は中止になったという。
ならば柏崎の花火も悪霊払いの原点に戻って、八坂神社の海で、桟敷席なしで、柏崎をロックダウンして、そして未来に向かって本気で感謝と祈りの花火を打ち上げてみませんか。
ドッカーン! と

柏崎日報 投稿原稿

ドクトル・ジバゴ

2020.05.05 風の戯言

今日は「こどもの日」なのに
午後から「ドクトル・ジバゴ」に沈んでしまった。
静かに流れる「ラーラのテーマ」を聞いただけで俺はロシアにぶっ飛んでしまう。
オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ !!!

予定していた仕事をほげぷちゃり、テレビにくぎ付けになってしまった。

見ていて、ロシアの詩についての社会的価値を知りたくなった。
そう言えば詩の感動なんてどこかぶっ飛んでしまった。

もう少しゆっくりした時間を作らねばならない。
まだ感受性は、少しは残っているはずだから。

みどりの日

2020.05.04 風の戯言

緊急事態宣言が5月末まで延期されることになった。
「新たな日常」、「新たな生活様式」とか判らない言葉が並ぶ。

NHK-BS の「武漢」と「北京」を複雑な思いで見た。
命を掛けた試練が待っている。
面白そうだ。