君子豹変す

2018.05.04 風の戯言

知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は恐れず。
 本間教育長の若い人に送る言葉。仁者は憂えず、とは何だろう ?

知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。
 知恵のある人は自在に動き、徳の高い人は動じない。勇者は空を楽しむ ?
 知者も仁者も自然の山水を楽しんできた、ということらしい。
 
枯れ枝に僅かな花を付けていた梅が若葉を茂らせていた。
 いつの間に、そんな並の表現しか出来ない。
 根元に古米を撒いて、下だけ見てスズメと遊んでいたが・・・梅にスズメ ?

閑話休題

トランプの出現以来、世界の動きが予測が難しくなった。
今までの「アメリカ」に対する価値観、大らかな自由への信頼が崩壊してしまった。
ナンダ、アメリカってこんな程度の国だったのかという「現実」の再確認。

しかし、また何かが変わり始めている。しかも急激に。

急激な政治変化には民主主義ではスピード対応できなく独裁制が有効になる。
しかし戦争の価値観が冷めてきているようだ。
「国のため」と叫ぶ指導者の危うさを民衆が気づき始めている。

日本の和の政治では中選挙区制の多様性が必要なのだが、残念ながら小選挙区制。
付和雷同型の無責任体制では山は簡単に動いてしまう。
だけど、日本の民衆は思いの外賢いようだ。

前回の失敗の本質は見抜かれているらしい。

藤沢周平

2018.05.02 風の戯言

裏の田圃で蛙たちの恋歌が賑やかだ。
クワックワックワッ、ケケケケケ、ゲロッゲロッ・・・・

生きるもの全てが春の恋に血迷っている。
いい年した男達が蛙と同じように血迷っている。

それもまた由としよう。

最近のニュースを聞いていると、日本という桶の底が破れた気がする。
日本人の一番大切にしてきたことが、あらゆる階層で破壊され続けている。
簡単なことなんだが・・・
1.嘘をつく・・・平気で嘘をつく・・・嘘をつく箍が外れてしまった。
2.言い訳をする・・・人のせいにする・・・兎に角、逃げまくる。
3.誰も責任を取らない・・・白装束で腹を切る人間が消えてしまった。

受けた恩は忘れない・・・これも大切なことだと思う・・・自分のプライドのためにだが・・・

情けないのは告げ口・・・これは人間関係を完全に壊す武器になる・・・しかも有効な・・・
さり気なく「彼はあなたのことをバカだといっているよ・・・トランプのこと !

あっ、藤沢周平に事だった。
昨日2階の書棚から「海坂藩大全」を引っ張り出し、藤沢周平の世界に沈み込んでしまった。
睡眠薬で朦朧とした幸せの時間、全身が海坂藩の底に沈んでいる。

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新潟産業大学・新潟工科大学 新入生歓迎会

2018.05.01 風の戯言

今年14回目を迎える「新潟産業大学・新潟工科大学 新入生歓迎会」が25日に行われた。
両大学合計300人、ボランティアスタッフが100人以上、賑やかに盛大な会になった。

言い出しっぺの責任で、臨時の委員長に担ぎ出されたが、スタッフの動きは素晴らしく、温かみがあった。
凄いね !

閉会の挨拶をさせられたが「柏崎に来たからには兎に角遊べ ! 次の時代はAI。遊んだ人間じゃないと役に立たない ! なんて暴論を吐いていた。本音だけどね。

28日、庭でぼんやり八石を眺めていたら、飛来してきたヘリコプターの音が変だ。見ていたら、古城址の山をグルッと回って沢に降りてホバーリングしている。彼処は善根大滝の上の方。何かあったなと駐在を交た野次馬の話で3日前から行方不明になっていたらしい。勝手を知ったヤジがいう。「あんなところ行くもんじゃねぇ、上も下も崖だで」「ふぅーーん」

暫くして、救出が出来たらしくヘリは去って行った。

30周年 感謝の集い

2018.04.23 風の戯言

 今日は弊社、創風システムの創立30年、感謝の集いということでご案内させて
戴いたところ、予想を超えた多くの方々にお集まり戴き、感謝申し上げます。

 櫻井市長、西川商工会議所会頭をはじめ、皆様には年度初めのお忙しい中時間を
割いて戴きありがとうございます。

 創風システムは柏崎市の「ソフトパーク構想」に刺激され、1988年、情報通信
の未来に魅せられ創業しました。
 行政が、地域に夢を語りかけることが如何に大きな勇気を与えるのかその中間報告
でもあります。

 私達は、加納の古い木造建物を利用し、当時また出たばかりのPC88を並べて塾を
やったり、パソコン通信を愉しんでいました。
 今日はその「パソコン村」の仲間達も駆けつけてくれてきています。
 当時市役所の小林進さんが休みの日には「パソコン村」に駆けつけ1日中サーバー
を眺め続けているのが印象的でした。寒い部屋の中で彼は夢をみつけたようです。

 「創風システム」の名前は、「明日の鯖石を創る会」と「熱気球-風船」のから付
けました。多くの仲間を裏切って、45歳で土方からコンピューターの世界に飛び込
んでしまったからです。

 創業翌年から柏崎市の「物品管理システム」や「人事管理システム」等多くのシス
テム開発の委託を戴き、特に、創業間もない平成5年に市の予算総額600億円に及
ぶ「財務会計システム」任せて戴いたのは凄いことでした。

 今も、時折西川元市長に「あんな大きな仕事をよくぞ任せてくれましたね」という
と「今更何を言うか」と叱られます。しかし、そのシステムを、全庁舎をパソコンネ
ットワークで結び、死に物狂いで仕上げたのも大きな自信になりました。

 この間、当時の安達助役をはじめ、多くの市の方々に大変な迷惑を掛けてしまいま
した。改めてお詫び申し上げますとともに、その後も温かく見守って戴いたことに本
当に感謝申し上げます。

 1995年12月24日、柏崎インターネットサービスを開局させて戴きました。
「窓を開ければ・・・そこは世界に繋がっている」
この開設には新潟日本電気様 村山先生にとんでもないお世話になりました。
たかだか20年チョット前のことですが、情報通信の世界は予想もしなかった世界に
変わってきています。スマホ、クラウド、IoT、AI、スパコン、量子コンピュータ、
仮想通貨、ブロックチェーンなど新時代の言葉に振り回されていますが根底の技術、
思いは動いていないと確信しています。

 柏崎でのCATV、柏崎ワイナリー、地域医療情報システムの構築等いろいろな夢が
浮かび達成できずに消えていきましたが、柏崎はもっと面白い地域になるだろうと楽
しみにしています。

 今日は、NHKディレクター 阿部博史さんにも出席戴いています。
  新潟産業大学で特別講座「人工知能の現状と未来」を講演戴きました。
   人工知能が企業だけでなく、社会や個人の人生に深く関わり、無視して通り過
ぎることの出来ない時代になっています。
  人間が、一つの共通の文化として「人工知能」を活用し、もう少し幸せになれる
のではないかと未来を楽しみにしています。

 長岡技術科学大学 副学長 三上先生 ありがとうございます。
  三上先生は柏崎と縁が深くにCGの世界を先取りした柏崎イメージファクトリー、
   お茶の水の「デジタルハリウッド大学」はその流れにあります。
    日大の戸川隼人先生、杉山さんを思い出します。戸川先生は柏崎に縁の深い
     勝海舟に繋がる人です。
  また三上先生は、シンガポール越後屋研究会の生みの親でもあります。

 細貝弁護士 私共の顧問弁護士をお願いしていますが、実は父君が新潟産業大学の
初代理事長という縁があります。縁というネットワークは深く、不思議な拡がりがあり
ます。

 吉田ブルボン社長には何年か前、「AIはどうするんだ」と発破を掛けられました。
  しかし、私のスタートが2年ほど遅れてしまいました。
   今日は越後ビールをたくさん戴きました。ありがとうございます。

 一人一人を紹介して行くと、多分3日位掛かります。
 お手元に配った本日の出席者名簿に代えさせて戴きたいと思います。

 最後に、実は4月10日に社長を退き、会社の体制を交代する予定でした。
  直前になってで申し訳ありませんが、少し延期させて戴きます。
   口の悪いのはおまえ2回目だろう、死に欲が出たのか、なんて言いますが実は
    そうなんです。

 変化の激しい時代には「基礎」をやれ、と工科大学初代阿部学長に教えられました。
  もう一度、ソフトウェア産業の基礎をやり直します。

 「総合情報サービスとして、100年継続可能な、小さな一流企業を目指せ !」
 を合い言葉に、お陰様で30年、そしてさらなる未来に挑んでいきます。

 ありがとうございました。

    平成30年⒋月20日 創風システム 創立30年 感謝の集い 石塚挨拶

新潟産業大学 特別講座「人工知能の現状と未来」

2018.04.22 風の戯言


新潟産業大学 特別講座 「人工知能の現状と未来」と題し、NHKディレクター阿部博史さんから講演をして戴いた。
3.11の前後人々の動きを車や携帯のデーターを可視化した「震災ビックデータ」を主題にした講演。
90分、教室が静まりかえって聞き入っていた。

講演が終わって、4,5人の学生が教壇に詰め寄り質問をしていたのが印象的だった。

真剣勝負はやはり感動的だ。