尊農攘夷
日本の農業もあわやという時、やはり日本は豊葦原瑞穂国、すんでの所で神が降りてきた。
人間は生きていくために、当然のことながら食料は欠かせない。日本は平和国家だから車を売って米や石油を買えばいいという。
だが、食糧自給率が40%、エネルギー自給率に至っては殆ど「ゼロ」に近い状態でいいのか?
この状態が日本が本当に目指すべき「幸せの国」なのか。
格差社会が酷くなって、世界の1%の人達が富の殆どを手にしているという。
トランプの財力を見せつけられて、しかも「新しいアメリカ」の指導層にゴールドマン・サックスの幹部が収まっている。
その彼らがやることは世界に憎しみのタネをばらまくこと。
些細な宗教の違いだけで、人は殺戮を繰り返さなければならない「憎しみ」とは何なのか。
憎しみあい、殺し合い、幼い子供達が餓えで苦しまねばならぬ世界とは何なのか。
1%の人達が富と名声を握るために、武器を売り続けるシステムに恐怖を覚える。
我らが豊葦原千五百秋瑞穂国は多分世界で一番豊かな国にならなければならない国なんだろうと思う。
戦後、豊かさを追い求め、時間が流れ、もう一度自分の足下を見直さなければならない時が来たのかも知れない。
老人大国とばかり無気力になってはいられない。
コンピューターがそれを解決する可能性があるならば、農機具が自動化され、海からエネルギーが取り出されるようになるならば、日本ほど、柏崎ほど豊かで、美しい町はないはずだと信じている。
尊農攘夷。
日本は、もっと自分の道を歩いていいはずだ。
トランプとホセ・ムヒカ
アメリカ国民は、何故こんな大統領を選んでしまったのか?
意識的に対立を煽る構図は「武器商人」のビジネス・モデルだが、見えてきたのは「同じ宗教を信じるもの以外は人間ではない」ということ。人間でないなら、何万人殺しても、それは自ら信じる神への奉仕でしかない。
中東で紛争を煽るのは「武器商人」にとって利益率の良いビジネス。「油」という錬金術があるなら、武器の需要はなくならない。美味い儲け話だ。
ホセ・ムニカのこと。
「ものを購入する “夢 “を
”幸せ “と勘違いしないようにして下さい。
幸せは人間のように命あるものからしか貰えないんだ。
”物”は幸せにしてくれない。
トランプは人間の言葉を喋っていない。
テレサ・テン
創風の決算期が迫り、設定目標には届かないがそれなりの結果を出せる数字が見えてきた。
これで今年も「黒字」を実現できるだろう。嬉しい !
何年間か、少し大袈裟に聞こえるかも知れないが、常に死を考えてきた。黒字達成できるかどうか、経営者の顧客に対する、社員に対する、家族に対する最終責任になる。特に「創業者・代表取締役」は思い込みが激しいだけ、そんな世界に嵌まり込むのだろう。
社員皆の頑張りで、黒字達成で、俺は惚けた様になっている。
最終予測チェックを終わり、頭が停止しているところにテレサ・テンの懐かしい歌が流れてきた。
「アジアの歌姫」の名の通り、恋から静かに身をひいて行く女の切なさと、男に寄せるホントの愛をしみじみと歌っている。
暫く、テレビの前から離れられずにいた。
偶にはこんな時間もいい。夜はまだ長い。土曜の夜だもの。
終わって、もの足らず、ショパンの夜想曲を聴いている。
俺にも、こんな時間が貰えるのだなぁ・・・。