グレート・ジャーニー 一万年の旅路

2016.09.06 風の戯言

 人類は長い長い旅をしてきたから賢くなったという。

 アフリカを出でて、新しい土地に足を踏み入れ、新しい環境に適応する為に戦い、一時の平安を得て、そしてまた新しい理想の地を求めて彷徨い、生きてきたのだろう。

 暗夜に星を見つめて、そんな祖先達の長い旅路を思う。

 人生も、そんな一つの長い旅路なのだろう。

 小さな喜びのその直ぐ後で、小さなことに傷つき、その傷の疼きを抱えて立ち止まってしまう。

 暗夜に、道を求めて悄然とし、ただ、俺には、また歩き出すことしかは出来ない。

 一つの人生も、一つの長い旅路・・・グレート・ジャーニーなのかも知れない。

泉田劇場の幕

2016.09.02 風の戯言


 「オラ、ヤーメタ !」

 知事が新聞批判にブチ切れた。
 このキレ方、拙者レベルの情け無さだ。新潟県の知事様はもう少し江戸城大奥の小池様のしたたかさを見習うべきだ。

 目標を決めたら、シナラクナラして相手を骨抜きにしてしまい、やがてトドメを刺す、あの手練手管はマキュアベリもビックリ、孫子も脱帽だろう。

 東京が楽しみだ。

 拙者は泉田殿を尊敬していた。少なくとも原発再稼働の条件にフクシマの総括が終わらないのに、何を抜かすか !の恫喝は極道も顔負けの大段幕、拍手喝采、道理である。

 「再稼働」は必要だろう。1日100億円ものお金が石油・ガスの購入費で消えている。なんとかせんばならん ! のは当たり前なんだが、住民の「安心」を購うアイデア、信頼に足る説得力が殆ど「ゼロ」。「バカヤロー」だね。

 「メルトダウン」の隠蔽も幼稚すぎて腹立たしいが、問題は「産業とは人々の幸福に資するもの」であるはずなのに、その産業の稼働に対し「避難訓練」を臆面もなくやっちゃってくれる神経はどうなっているのか?
 煤煙濛々の昭和の産業復興期を思い出す。あの時にこそ「避難訓練」が必要だったのじゃないか ?

 
人生、引き際が肝心だという。

 やっておきたいこと、やり残したこと、いろいろある。
 外部から罵詈雑言を浴びせられたとしても、やらねばならないことはやっておかなければならない。私利私欲にまみれたものであるならば徹底的に潰すか矯正しておかなければならない。去る者として、それは「ケジメ」だ。

 泉田知事と新潟日報の「イサカイ」は些か不毛だ。
 知事を辞める口実としては女々しすぎる。

 もう少し徹底的に戦うべきではなかったのか?

響 投稿原稿 「アッパレ君」 564文字

2016.08.27 風の戯言


 貴紙の4コマ漫画「アッパレ君」を楽しみにしています。
 何とも言えぬ「ほんのり」とした、上品で温かみのあるユーモアは最高ですね。
 死亡広告欄の次に見ています。

 漫画家の名前は「前田ひろし」、ですが「木崎ゆきお」「秋里とんぼ」などいくつかの筆名を持ち、「アッパレ君」の他に、「あきれたとうサン」、「ゴキゲンさん」などの名で記載されているらしい。
 例えば、8月23日の「アッパレ君」はマンガはこうだ。
 電気店に子供が訪れ、「音が出なくなったんです」、「電池取り替えて下さい」と故障した「もの」を差し出す。「どれどれ」と店主、みたら虫かごに入った「セミ!」

 この「アッパレ君」は8858回目、毎回こんなマンガが連続掲載されている。こんな素晴らしいアイディアを生み出し続けるマンガ家に会ってみたくなったし、単行本があったら欲しくなったし、マニュアル化時代に「えっ!」と驚くような温かいユーモアに毎日触れさせて貰うのも自分の大切な幸福の一つなんです。

 「AI 人工知能」にマンガの面白さが判って堪まるか!

 
 (13*40)520文字

 

秋の気配

2016.08.25 風の戯言


 台風が南の海上を徘徊している。

 9号と11号は北の湖に消えてしまったのに10号はウロウロしている。触らぬ神に祟りなし。クワバラクワバラ。

 台風の押し上げられた熱風が停滞し、連日酷暑。

 ただ、夜になると秋の気配・・・冬の準備の足音がする。

お盆が過ぎて

2016.08.21 風の戯言


 夏の暑い日が続くけれど、お盆も過ぎて秋が忍び寄ってきた。

 頭の中は水田に植わった早苗のまま時間がスローテンポでしか動いていない。季節感のズレが4ヶ月近くある。その差が埋まらないのだ。鯖石でも稲刈りが始まったというのに・・・。

 連発式台風が襲いかかり、秋の空を染めて行く。