崩れ落ちる兵士

2012.12.11 風の戯言


 いきなりの初雪に驚いたわけでもあるまいに、出社もせずに本を読んだり音楽を聴いたりの「ずる休み」。25年度計画も各事業部の自立性を優先させ、高橋取締役が具体的計画立案に向けて動きが激しくなり、安心感が拡がってきたせいでもあるのだろう。

 届いたばかりの「文春1月号」で沢木耕太郎の「キャパの十字架」が面白い。ロバート・キャパの、スペイン内戦で反乱軍の銃弾を受け倒れる共和国軍兵士の写真「崩れ落ちる兵士」はあまりにも有名。しかし、何処か腑に落ちないものを感じていた。その、70年前の疑念に挑んだ沢木のレポートは、何時にもまして魅力的だ。

 じっくりと本が読める。何という幸せな時間なんだろう。

 写真は又従兄弟であり、中学の同級生であり、友人石塚誠さんの写真。

越後の冬

2012.12.09 風の戯言


 雪が舞い、新幹線が止まり、越後の冬が始まった。

 昨日は71年前、日本軍がハワイ真珠湾に侵攻した日。
 19日、鈴木博毅氏の「「超」失敗の本質」の講演を聴講してきた。危機に直面し、理論的より「空気」に合わせて行動する日本人の組織に対する警報・・・なんだろう。経済社会の変化が激しすぎ、過去の成功体験・・・成り行き任せを恐怖感の中で修正していかなければ・・・未来はない。カッサンドラの法則のように、人は崩壊の現場で慌てふためくだけで、その原因を振り向こうともしない・・・。

 この休み、新田次郎と藤原正彦の「孤愁」を読んでいる。新田の絶筆となった「孤愁」を息子の正彦が書き続けた珍しい小説だ。世界的な数学者である藤原が、日本の素晴らしさを語り伝えている・・・。

 敗戦後の「自虐史観」を立て直さなければ、その最後のチャンスなのかも知れない。マスコミは、何かを忘れている。

12月の嵐

2012.12.06 風の戯言


 爆弾低気圧?の影響で凄い風が吹いていた。

 結婚40年の記念にタナベ写真館で夫婦の写真を撮ってきた。何年ぶりだろう・・・・。

 真面目な写真と少し遊んだヤツ。

お墓が出来た !

2012.12.02 未分類


 自分の菩提寺と決めている周光院に、自分の墓が出来た。
 お寺の境内にある墓地で、最上段に近い位置、そして南側の端で、裏山は義兄の藍沢医院所有の杉林。目の前に八石山の全景が拡がる。

 素材は「椣 しで」? 
 銘は「如風」
  過ぎてみれば、人生の時間は風の如し。
  自分では、風のように自由に生きてきたようだけれど
  その自由は、全て周りの人達から与えて頂いたもの。
  天と地と、その人達に心より感謝したい。
  
 春になったら、もう少し周りを整備したい。 
 親達が眺めていた八石山を、ここから眺めていたい。
 

夢の森公園の秋

2012.11.25 風の戯言


 今日は義兄の命日、好天に誘われお彼岸と併せて墓参り。
 墓地と隣り合わせの「夢の森公園」の散策も楽しんだ。
 池に鴨が遊び、長閑な秋の一日。いいもんだ。