稲架 (はさ)

2013.09.24 風の戯言


 新潟産業大学の前を通り、安田に抜ける途中の「軽井川 (かれいごう)」集落の中に田茂木を使った昔ながらの稲架(はさ)に稲が懸かっていた。

 天然乾しの米は美味いという。

 茂ちゃんに勧められた「里山資本主義」を読み始めている。ドナルド・キーン記念館でブルボンの社長・奥さんに会ったら、やはりこの本を読んでいるという。
 グローバル時代の地域産業をどうするか ? みんな悩んでいるんだ。
 
 今日は真ん中の兄貴の誕生日、78歳だという。電話で笑い合っていた。子供の頃が思い出される。

ドナルド・キーン・センター柏崎

2013.09.22 風の戯言


 21日、ドナルド・キーン・センター柏崎がオープンした。
 日本文学の紹介者として日米欧に知られ、3.11を期に「日本人」に帰化した異色の日本文学者。
 全集の第7巻「足利義政と銀閣寺」を開いてみて驚いた。どんな史家も見過ごしていたような文書を丁寧に読み解き、今までになかった義政像と銀閣寺に対する解釈を展開している。率直に、驚きの世界だ。
 昨日は戸隠神社に健康祈願で参拝していたので、センターは今日訪れてみた。主催者であるブルボンの吉田社長夫妻も温かく迎えてくれたが、何人か馴染みの案内人も多く、今日は雑談に流れた。後でゆっくりと感じたい。

 人生、何かが動き出す時には環境全体が連動し大きなうねりを作るらしい。楽しみだ。

中秋の名月

2013.09.19 風の戯言


 台風一過、素晴らしい秋晴れが続いている。
 昼間は「雲一つない」ような青空。
 そして、夜は「中秋の名月」

 庭に夕食を持ち出し、満月を愛でながら酒を飲む。
 こんな一時もあったのだなぁ、と感無量。

 いろいろなことが交錯し、重なり、時は移りゆく。

台風18号来襲

2013.09.16 風の戯言


 15日は甥の佐藤茂樹さんが同級会と墓参りで帰郷。
 兄貴の所に行き、堀のお墓に寄った。何という偶然なのか、亡義兄の導きとしか思えないが、高桑医師会長一族と遭遇。義兄は元医師会長、茂樹は長男で成田日赤の医長。親の代に親交があったとしても息子達にとっては異次元。
 同じ並びにお墓があることは知ってはいても、ここでお会いできるなんて、やはり義兄の導きとして思えない。
 義兄とはいいながら、子供の頃は「親代わり」であり、3人の兄妹弟のように育ててもらった。
 俺の文化の大半は義兄の家庭のお陰だと思っている。

 16日は一転して台風18号の来襲。
 柏崎の現在まで納涼は 88ミリ 。鯖石川も氾濫一歩手前で、加納地区では避難勧告も出た。現在、雨は小止みになり、予報では、明日から晴天が戻ってくる、とか。

 音楽を聴きながら、この休みの余韻に浸っている。
 茂ちゃんが語ったポルトガル、スペイン、イタリヤの旅の魅力に心が揺れている。

 月は中天に輝き、過ぎ去った台風の欠片もない。京都・関西は酷いことになっているようだが、何事もなかったような夜を迎えることが出来、この地方を守る神々に感謝している。

稲刈り最盛期

2013.09.14 風の戯言


 今日は隣町「安田」の秋祭り。
 花火の音が絶え間なく、部屋の中まで響いて聞こえてくる。

 秋になると、庭に隣接する種籾用の乾燥施設から騒音が酷く、この時期は体調が崩れてしまう。
 暑い季節から、花火の音に送られながら、秋に移っていく。

 家の裏の田圃の稲が刈り採られていた。