田中角栄と生きた女 昭
と言っても、佐藤優の「読書の技法」のように月平均300冊、多いときで500冊。一冊5分、普通の速度で30分、と言うのは信じられない。正に「超能力」なんだろう。
のんびりと、昼寝の間に目を通すくらいの感じ。
岸信介の生涯や、浅田次郎の最新作「赤猫異聞」、黄文雄の「日本人は何故中国人、韓国人とこれほどまでに違うのか」など相変わらずの乱読雑読で、これが問題なんだが、読み終わっても何も覚えていない。刺激的なはずなんだが・・・。
秋の3連休、初日は裏山で久々のハーフゴルフ、今日は爽やかな秋空に誘われて、朝6時から「ぶどう村」で居眠り、午後は海の青さに引き出されて「聖が鼻岬」で昼寝。
幸せな休みの連続だ。
本屋に「絢爛たる悪運 岸信介伝」を買いに行ったが在庫なし。棚に「田中角栄と生きた女 昭」があり迷わず買った。佐藤昭と田中角栄の認知されなかった娘「佐藤あつ子」による角栄と昭の物語。彼女の語る「複雑すぎる家庭」の真摯な愛情と関係者の軋轢が涙を誘う。
そうだったのかと今始めて納得する部分も多い。
竹源さんや浪花屋さんが実名で出てきて、ここに住んでいながら「柏崎」を懐かしく思い起こしている。過ぎ去った時間の風景は、何か表現できない感情の中に生きている。
大変な人生もあるんだよね。
信濃路
焼トウモロコシが食べたくて信濃路を走ってきた。
目的地の近く、野尻湖の入り口の山側に蕎麦の花が広がっていた。初めて見る光景だが、何となく嬉しくなった。
このドライブでは奇妙なこともあった。
関山から斑尾高原に抜ける道を、人家のない細い山道で旅行鞄を引いた中年前の女性に出会った。こんな場合、大抵は見ぬ振りをして追い抜くのだが、何となく気になり「乗っていきませんか」と声を掛けた。「いえ、近くですので」と優しそうな声が返って、「じゃー、気をつけて」と追い抜いていったのだけれど、可成り走っても人家は見えない。
あの人はどこから歩いて来、何処まで歩いて行ったんだろう・・・不思議なこともあるものだ。
以前にも書いたが、どんな山道を走っていても虫や蛇や動物に出会わないことが多い。
昆虫や小動物が生存できない環境に、人間は何時まで住めるのだろうか・・・自然が風化されてきている。
今日は重陽の節句
そして片貝の花火 ! ドッカーーン !!!